「働きすぎ」と感じたときに読んでほしい。長時間労働から抜け出す方法

2025.6.29
コラム

はじめに:「働くのが好き」と「働きすぎ」は違う

「気づいたら今日も残業」                                             
「休みの日も仕事のことばかり考えてしまう」
「疲れてるのに、やめるきっかけがない」

そんな毎日を過ごしていませんか?

長時間労働は、努力やまじめさの証と思われがちですが、実は心と体に大きな負担をかけています。健康を損ねたり、大切な人との時間を失ったり、人生そのもののバランスを崩してしまうこともあります。

この記事では、「働きすぎ」に気づいたあなたが、無理のない働き方に切り替えるための具体的な方法を紹介します。


なぜ、私たちは働きすぎてしまうのか?

1. まじめな人ほど、抜け出しにくい

「迷惑をかけたくない」
「頼まれたら断れない」
「自分がやったほうが早い」

そんな思いから、気づけば仕事を引き受けすぎてしまう…。まじめな人ほど、働きすぎてしまう傾向があります。

2. 頑張ってる=長時間働く、の思い込み

「遅くまで残っている人が評価される」
「長く働くことが努力の証」

そんな空気がある職場では、効率よく働くことが“手抜き”のように見られてしまうことも。これは日本に多く見られる古い価値観です。

3. オンもオフも曖昧な今の時代

リモートワークやスマホの普及で、仕事とプライベートの境目がどんどんなくなっています。
「気づけば夜中にチャットを返している」
「常に仕事に追われている感じがする」

そんな状態では、心も体も休まりません。


長時間労働がもたらす、3つの大きなリスク

健康リスクが高まる

長時間労働は、過労死の原因になるだけでなく、睡眠不足やメンタル不調、生活習慣病などのリスクも高まります。

仕事の質が落ちる

疲れがたまれば集中力も落ち、いい仕事はできません。
「長く働く=成果が出る」とは限らないのです。

人間関係が崩れやすい

家族や友人との時間が減り、人とのつながりが薄れていきます。
「いつもイライラしている」「孤独を感じる」などの状態になりがちです。


長時間労働から抜け出す5つのステップ

まず、自分の働き方を「見える化」する

  • 毎日の労働時間を書き出す
  • 「本当はやらなくてもいい仕事」に印をつける
  • 疲れやストレスの状態をメモに残す

事例:営業職Aさん
日報をつけたら、1日13時間以上働いていて、半分は資料作成や社内調整に使っていたことに気づきました。

「やらないこと」を決める

  • 出ても意味のない会議はパス
  • 返信不要のメールは無視
  • 自分でなくてもできる仕事は任せる

すべてを完璧にこなす必要はありません。ムダな仕事を減らすことで、本当に必要な仕事に集中できます。

「定時で帰る日」をつくる

週に1日でも構いません。「この日は何があっても定時退社」と決めてみましょう。

最初は気まずいかもしれませんが、続けることで職場にも自分にも“当たり前”になります。

職場に相談してみる

働きすぎていると感じたら、上司や人事に相談してみましょう。

  • タスクの見直し
  • 業務フローの改善
  • 在宅勤務や時短勤務の導入

会社も、社員の健康や生産性を守ることは大きな課題のはずです。

環境が変わらなければ、転職も選択肢に

「どうしても変わらない…」
「頑張っても改善されない…」

そんなときは、転職も前向きな選択肢です。

最近は、ワークライフバランスを大切にする企業が増えています。
「週4日勤務」「フルリモート」「残業ゼロ」など、多様な働き方が選べる時代です。

事例:広告代理店からベンチャーに転職したBさん
「毎日終電だった生活から、夕方には仕事を終えられるように。収入は少し下がったけど、人生の満足度は大きく上がりました」


自分を守れるのは、自分だけ

まじめな人ほど「自分だけ楽をしてはいけない」「周囲に申し訳ない」と考えてしまいがちです。

でも忘れないでください。
あなたが壊れてしまっては、何も残りません。

働くことは、人生の目的ではなく手段のひとつです。
「健康でいること」「家族との時間」「やりたいことに挑戦すること」
それらを守るために、働き方を見直すことはとても大切な一歩です。


まとめ:今の働き方、5年後も続けられますか?

  • 働きすぎは、自分では気づきにくい
  • 長時間労働は健康、仕事の質、人間関係に大きな悪影響を与える
  • 自分の働き方を見直し、「やらないこと」を決める
  • 定時退社・職場改善・転職など、具体的な行動で抜け出せる
  • 自分の人生を大切にする働き方を選んでいい

もし今、「このままじゃまずいかも…」と感じているなら、今日から小さくても一歩踏み出してみてください。

あなたの毎日が、少しずつラクになっていくことを願っています。


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