
志望動機が思いつかないときの対処法と例文【悩んだら読んでほしい】

就職・転職活動の中でも、「志望動機ってどう書けばいいの?」と悩む方はとても多いです。
正直なところ、「なんとなく応募した」「有名企業だから」という気持ちから始まることもありますよね。でも、書類選考や面接では必ず聞かれる項目ですし、しっかり伝えられるかどうかで、選考の結果も変わってきます。
この記事では、
- 志望動機が思いつかないときの理由
- 書くためのコツや考え方
- 実際に使える例文や成功事例
をわかりやすくまとめました。
読み終えるころには、「これなら書けそう」と思えるはずです。
◆ なぜ志望動機が思いつかないのか?
まずは、なぜ「思いつかない」のか?を見ていきましょう。
よくある3つの理由
① 自分のことがよくわからない
「何をしたいのか」「何が向いているのか」が曖昧なままだと、どんな企業に入りたいのかも見えてきません。
② 企業研究が足りていない
その会社の特徴や理念を深く知らないと、ただの「イメージ」で選んでしまい、理由がぼんやりしてしまいます。
③ 本音が言いにくい
「本当は年収を上げたい」「残業が少ない会社がいい」など、言いにくい本音があると、うまく言葉にできなくなることも。
◆ 志望動機が浮かばないときの5つのヒント
「なんとなく応募した」状態から、「納得感のある志望動機」に変えるには、ちょっとしたコツがあります。
① まずは「なぜ転職(就職)したいのか」を整理する
志望動機を書く前に、自分の気持ちを整理しましょう。
例:「新しいスキルを身につけたい」「人と関わる仕事がしたい」など、動機のきっかけを紙に書き出すだけでもOK。
② 今までの経験・得意なことを振り返る
職務経歴書やこれまでの仕事を見返して、「どんな時にやりがいを感じたか」「自分が得意なことは何か」を探ってみましょう。
③ 応募先の情報をしっかり調べる
会社のホームページ、採用ページ、口コミなどを読み込んで、「いいな」と思えるポイントを見つけましょう。
例:「若手にも裁量がある」「チームで働く文化がある」など、気になるところをピックアップ。
④ 周りの人の意見を聞いてみる
「この会社、どう思う?」「私ってどんな仕事が向いてるかな?」と聞いてみると、自分では気づかなかった視点が見つかることも。
⑤ 「心が動いた瞬間」を思い出す
たとえば、「この会社のSNS投稿が素敵だった」「社員インタビューを読んで共感した」など、小さなきっかけにヒントがあることもあります。
◆ 志望動機の基本構成はこれ!
迷ったら、以下の3つをセットにして考えるのがオススメです。
- なぜその会社に興味を持ったのか
- 自分の経験やスキルとどうつながるか
- 入社後にどう活かしたいか・どう成長したいか
この流れで書けば、無理にきれいな言葉を並べなくても「伝わる志望動機」になります。
◆ 志望動機の例文(職種別)
● 営業職を希望する場合
前職では法人営業として、新規顧客の開拓から既存顧客との関係構築まで幅広く担当してきました。貴社が掲げる「お客様と共に成長する」という考え方に共感し、今までの経験をより深めたいと思いました。特に〇〇業界向けの提案活動に力を入れている点に魅力を感じ、これまでの提案力を活かして貢献したいと考えています。
● 未経験の職種に挑戦する場合
今までの仕事では接客や営業を経験してきましたが、その中で「どうやってお客様に知ってもらうか」というマーケティング視点に興味を持つようになりました。貴社のWebマーケティング職では、ユーザー視点を大切にされていると感じており、これまで培ったコミュニケーション力を活かして挑戦したいと思いました。現在は独学でSNS運用や広告分析も学んでいます。
● 志望度がそこまで高くない場合(でも選考は受けたい)
数ある企業の中でも、〇〇分野で安定した実績がある点に魅力を感じました。特に、社員の育成に力を入れている点に惹かれ、長期的にスキルアップできる環境だと感じています。新しい分野に挑戦する中で、自分の強みを活かしながら成長していきたいと考えています。
◆ 実際の事例から学ぶ:志望動機の工夫
ケース①:30代男性・営業職 → IT業界へ転職
悩み: IT業界に興味はあるけど、詳しいわけでもないし、何をどう書けばいいかわからなかった。
工夫したこと: 自分が「変化のある環境で成長したい」と思っていることに気づき、それを軸に志望動機を組み立てた。
完成した志望動機:
貴社のサービスを知り、営業職として課題解決に取り組む姿勢に共感しました。変化のスピードが速い業界で、自分の提案力をさらに磨いていきたいと思い、志望いたしました。
ケース②:20代女性・販売職 → 人事職へ転職
悩み: 人事に興味はあるけれど、未経験で何を書けばいいかわからない。
工夫したこと: 前職で後輩育成に関わっていた経験から、「人の成長を支える」ことへのやりがいを発見。
完成した志望動機:
前職では新人やアルバイトの教育にも関わり、人が成長していく姿にやりがいを感じるようになりました。貴社の人事職では、働く人を支える仕組みづくりに携われると感じ、ぜひ挑戦したいと思いました。
◆ まとめ:志望動機は「正解」より「納得感」
志望動機って、実は「正しい答え」があるわけではありません。大切なのは、「自分の言葉で、自分の思いをきちんと伝えること」です。
誰かの真似をするより、自分の経験や考えを整理して、「なぜこの会社を選んだのか」「なぜこの仕事がしたいのか」を自分の言葉で書いてみましょう。
焦らず、ゆっくり。
志望動機は、自分自身と向き合うチャンスでもあります。
この記事が、あなたの転職・就職活動に少しでも役立てばうれしいです!