40代で転職して成功する人・失敗する人の違いとは?キャリアの分かれ道を解説

2025.6.10
コラム

「このまま今の会社で働き続けていいのだろうか?」
「もっと評価される場所があるんじゃないか…」

そんな不安やモヤモヤを抱えて、転職を考え始める40代の方はとても多いです。
でも、40代での転職って、若いころとはちょっと違う難しさがありますよね。

今回は「40代で転職してうまくいく人、うまくいかない人はどこが違うのか?」をテーマに、実例を交えながらわかりやすく解説していきます。


40代の転職、どんなところが特徴?

40代で転職を考えるとき、まず意識しておきたいのは「企業側の見方が変わる」ということ。
20代・30代のときのように“将来性”や“伸びしろ”よりも、「今すぐ活躍できるか?」が重視されます。

つまり、40代の転職ではこんなポイントが見られています。

  • どんな専門スキルを持っているか
  • チームや部下をまとめてきた経験はあるか
  • 自分で考えて動けるか
  • 年齢に関係なく柔軟にコミュニケーションが取れるか

会社側は「即戦力」を求めているため、このあたりをしっかりアピールできるかが重要なんです。


成功する人の特徴5つ

では、実際に転職を成功させている40代の人には、どんな共通点があるのでしょうか?

1. 自分の強みを具体的に伝えられる

「営業経験が長いです」「マネージャーをしていました」――これだけではちょっと弱いです。

成功する人は、「どんな成果を出してきたのか」を数字で語れます。

たとえば:

  • 「新規顧客獲得率を半年で120%アップさせました」
  • 「5人チームを3年で15人に拡大し、離職率10%以下を維持しました」

こうした“実績の見える化”ができていると、採用側の印象もグッとよくなります。


2. 新しい環境ややり方に対応できる

40代になると、つい「自分のやり方」にこだわりが出てきます。
でも成功する人は、新しいことに対してオープンです。

  • 新しいツールを積極的に学ぶ
  • 年下の上司とも良い関係を築ける
  • 「昔はこうだった」と言わず、柔軟に対応する

こうした姿勢は、どんな職場でも歓迎されますよね。


3. 人間関係を築くのがうまい

転職では「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかが大事。

たとえスキルがあっても、チームに合わなければ採用には至りません。

  • 人の話をよく聞く
  • 空気を読みながらうまく立ち回れる
  • チームメンバーを尊重できる

こうした“人柄”が伝わると、採用のハードルがぐっと下がります。


4. 自分の市場価値をちゃんと理解している

「前の会社では年収800万だったから、次も同じで当然」――これは要注意です。

成功する人は、ちゃんとリサーチしています。

  • 今のスキルで転職市場ではどれくらいの年収が妥当か
  • どんな業界や職種なら自分が活躍できそうか
  • 転職先に求められることは何か

期待と現実のギャップを冷静に見られている人ほど、納得のいく転職ができています。


5. 転職に「目的」がある

成功する人は、「嫌だから辞める」のではなく、「〇〇を実現したいから転職する」という理由を持っています。

目的がはっきりしていると:

  • 企業選びでブレない
  • 面接で熱意が伝わる
  • 入社後もモチベーションを保ちやすい

転職を“逃げ”ではなく“キャリアの選択”として考えている人は強いです。


逆に、失敗してしまう人の特徴5つ

ここからは、「こうなると転職でつまずきやすい」というパターンを見ていきましょう。

1. プライドが邪魔をする

「自分はこれまでやってきた」「なんで年下に指導されなきゃいけないんだ」

そう思ってしまう気持ちはわかりますが、新しい職場ではまず“信頼を得る”ことが大切です。

プライドよりも「まずは周囲と信頼関係を築こう」という姿勢が必要です。


2. 実務から長く離れていた

マネジメント専任だった方が転職すると、「現場の仕事ができない」と見なされることもあります。

特に中小企業やスタートアップでは「プレイングマネージャー」が求められます。

「もう現場はやりたくない」というスタンスだと、選べる求人も少なくなってしまいます。


3. 抽象的な自己PRばかり

「誠実にやってきました」「人と接するのが得意です」――これだけでは他の候補者と差がつきません。

成功する人は、「具体的に何をやったか」をエピソードや数字で伝えています。

採用担当者は“イメージできる話”を求めているんです。


4. 年収や条件だけで決めてしまう

「とにかく給料が高いところに行きたい」
もちろん大事な要素ですが、それだけで選ぶとミスマッチになりやすいです。

  • 仕事内容が合わない
  • 文化が合わなくてストレスになる
  • 結果が出せずにすぐ辞めることに…

自分が「何を大事にしたいのか」を明確にしておくことが大切です。


5. 転職後のギャップに耐えられない

  • 年下の上司
  • スピード感の違い
  • これまでのやり方が通じない

新しい環境では「違和感」を感じる場面が必ず出てきます。
そんなとき、前の職場と比べてばかりいると、なじめません。

「違って当然」と思って、柔軟に受け止められる人がうまくいきます。


【成功事例①】営業マネージャー→SaaS業界へ転職

Hさん(45歳)は、大手で20年近く法人営業をしていた方。

「もっと裁量のある仕事がしたい」と、思い切ってSaaS企業のカスタマーサクセス職へチャレンジ。
営業スキルや数字管理力が評価され、責任者ポジションで内定をゲット。

前職より年収も上がり、「やりがいと働きやすさのバランスが良くなった」と話しています。


【成功事例②】エンジニア→人材育成マネージャーに転身

Tさん(48歳)は、長年インフラエンジニアとして活躍してきた方。

「技術の最前線に立ち続けるのは正直しんどい」と感じ、転職を決意。
選んだのは、中堅企業での「新人エンジニアの育成マネージャー」。

自身の経験を活かして教育体制を整え、半年で部門長に昇進しました。


まとめ:40代の転職は“人生の再スタート”

40代の転職は、単なる「職場を変える」ではなく、
「これからの人生をどう生きたいか」を考える機会です。

成功する人は、こんなことができています:

  • 自分の強みを客観的に整理できる
  • 目的をもって企業を選んでいる
  • 柔軟に変化を受け入れられる

大切なのは、「転職すること」よりも、「自分らしく働く場所を見つけること」。

もし今、転職に悩んでいるなら、
「なぜ転職したいのか?」「自分にとって幸せな働き方とは?」を一度じっくり考えてみてください。


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