50代で昇給が止まったら?後悔しないための収入アップ術

2025.6.07
コラム

「もうこれ以上、収入は増えないのかも…」そんな不安を抱えていませんか?

50代に入ると、こんなモヤモヤを感じる方が増えてきます。

  • 「昇給、もうずっと止まったままだな…」
  • 「役職定年で手当がカットされた…」
  • 「定年後の生活、年金だけでやっていけるのかな…」

若い頃のように昇給や出世を期待するのは難しくなってきた。でも、このまま何もしないのも不安。
そんな風に思っている方は、あなただけではありません。

大丈夫。50代からでも収入を増やす方法はあります。
この記事では、実際の事例を交えながら、これからの人生で「後悔しないための選択肢」をご紹介します。


なぜ50代で収入が頭打ちになるのか?

まずは、なぜ多くの人がこの年代で「昇給ストップ」に直面するのか。その理由を3つにまとめました。

1. 昇給制度の“壁”にぶつかる

多くの会社では、年齢とともに昇給の幅が小さくなり、50代になるとほとんど伸びなくなる傾向があります。
さらに役職定年でポジションを退いたり、管理職手当がなくなったりすると、実質的に収入が減ってしまうことも。

2. 若手に仕事を譲るポジションへ

会社全体として「次世代にバトンを渡す」空気感が強くなるなか、50代の社員は裏方やサポート役に回されがち。
第一線から退き、目に見える成果を出しづらくなることで、評価や昇給にも影響が出てきます。

3. 転職市場での“見えない壁”

転職しようにも「年齢がネックになるのでは?」という不安を抱える人も多いでしょう。
実際、企業は即戦力や若手を求める傾向が強く、50代の転職は難易度が上がります。


昇給が止まった50代がとれる4つの選択肢

では、これからの人生で収入を増やしていくには、どんな手段があるのでしょうか?
実際のケースをもとに、現実的な4つの方法をご紹介します。


選択肢①:「社内でスペシャリスト」になる

出世や昇給が頭打ちでも、“会社の中で価値を上げる”ことは可能です。

事例:資格取得で手当アップした50代社員

製造業で働く58歳の男性は、フォークリフトや機械保全の資格を取得。
これにより社内の技能認定をクリアし、年間30万円以上の手当を獲得。
現在は、若手育成のキーマンとしても評価されています。

ポイント:

  • 自社にある「資格手当」「技能評価」などの制度をリサーチ
  • 上司と面談し、自分のキャリア目標を明確に伝えることも大切です

選択肢②:「副業・転職」で外に活路を見出す

会社の外でスキルや経験を活かすことで、新たな収入の柱を作る人も増えています。

事例:副業から人材業界へ転職し、年収アップ

52歳で営業部長を退職した男性は、副業として始めた人材紹介業が評価され、正社員として人材系ベンチャーに転職。
前職では年収650万円だったのが、転職後には720万円にアップしました。

ポイント:

  • 自分の「強み×経験」が活きる業界を見極める
  • いきなり転職せず、副業でスモールスタートするのもおすすめです

選択肢③:「将来を見据えたスキル投資」

今すぐ収入につながらなくても、定年後を見据えたスキルづくりは将来の安心につながります。

たとえば…

  • オンライン講座でWebライティングやSNS運用を学ぶ
  • FP(ファイナンシャルプランナー)などの資格取得
  • 自分の知見を活かした講師・コンサルなどへの挑戦

事例:副業ライターとして月5万円の収入を得るように

55歳の元総務部長がブログとnoteを始めたところ、業界メディアから執筆依頼が来るように。
副業として毎月5万円ほどの収入を得られるようになり、定年後はフリーライターとして活動予定とのこと。

ポイント:

  • 興味のあるテーマから始めると継続しやすい
  • 実績が積み上がると、信頼や報酬も比例して上がっていきます

選択肢④:「顧問・アドバイザー」として知見を売る

50代だからこそ持っている“経験と実績”を、他社で求めているケースも多いです。

たとえば…

  • 地元企業での経営アドバイザー
  • 中小企業での採用・人事顧問
  • 業務改善コンサルティング

事例:退職後も週1で顧問として継続収入

59歳で退職した元工場長が、地元の製造企業と月5万円で顧問契約。
人材育成や現場改善のノウハウを提供し、定年後も安定した副収入を得ています。

ポイント:

  • 顧問紹介サービスやビジネスマッチングサイトの活用もおすすめ
  • 自分の得意分野を“見える化”しておくことが大切です

50代からの働き方は「自分で選べる」時代

今は、「定年まで1社に勤め上げる」のが当たり前の時代ではありません。
収入の柱を複数持つ人、定年後も社会と関わり続ける人が増えています。

  • 本業+副業で、リスクを分散
  • 社外の経験で、視野と収入を広げる
  • 自分のスキルを棚卸しして、“必要とされる力”を磨く

50代はまだまだ現役。キャリアの再設計が可能なタイミングです。


最後に:今からでも、遅くない

「このまま定年を迎えていいのか?」
そう思ったあなたの“気づき”が、これからの未来を変えていきます。

まずはできることから、少しずつ始めてみましょう。

  • 転職サイトや副業サービスをチェックしてみる
  • 興味のあるスキルの講座を受けてみる
  • 活躍する同世代のSNSやnoteをのぞいてみる

50代だからこそできる働き方、たくさんあります。
そして、動いた人から未来は変わります。

あなたのこれからの人生が、より豊かで前向きなものになりますように。


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