「頑張っても生活が楽にならない…」収入にモヤモヤしている人へ。キャリアの見直し、していますか？
◆ 「こんなに働いてるのに…」その違和感、放っておかないで
毎日まじめに働いているのに、なぜか生活は楽にならない。
残業もしているし、成果も出しているつもり。でもお給料は思ったほど増えないし、手取りはむしろ減っている気さえする…。
そんなふうに感じている方、多いのではないでしょうか？
特に30代後半〜50代のいわゆる“働き盛り世代”は、家庭や住宅ローン、子どもの教育費、老後の準備など、人生の出費が一気に押し寄せてきます。その一方で、収入が伸び悩んでいたら、将来に対する不安はどんどん大きくなりますよね。
この記事では、収入が増えない理由を改めて整理しながら、実際の事例を交えて「生活を変えるキャリアの選択肢」について考えてみたいと思います。
◆ なぜ、頑張っているのに収入が増えないのか？
まず最初に考えたいのが、「なぜこれだけ頑張っても生活が苦しいのか？」という根本の部分です。理由はいくつかありますが、代表的なものは以下の3つです。
1. 成果が収入に反映されにくい
日本の企業ではまだまだ“年功序列”や“曖昧な評価制度”が残っていて、結果を出しても給料に直結しないケースが多いです。特に非管理職の社員は、昇給のペースも緩やかで、「やってもやらなくても同じ」ような感覚になってしまうことも。
2. 生活費や社会保険料がどんどん増えている
物価や税金、保険料は上がる一方。そのうえ、子育てや住宅ローンなどの固定費もかさむため、「手取りで見るとむしろ前より減っている…」なんて人も多いんです。
3. キャリアの可能性を自分で狭めている
「今の仕事しかできない」「もう年齢的に転職は難しい」と思い込んで、現状を受け入れてしまっている人も少なくありません。でもその思い込みこそが、収入アップのチャンスを逃している原因になっていることもあります。
◆ 【事例①】営業職から年収＋100万円＆残業激減へ
佐藤さん（仮名・38歳）は、建材メーカーで法人営業をしていました。取引先への対応や社内調整に追われ、毎日帰宅は22時過ぎ。それでも年収は約450万円。「家族を養っていくには厳しい」と感じ始めたとき、転職を決意します。
そこで選んだのは、IT業界のインサイドセールス職。経験を活かしつつ、より評価されやすい環境へと移ったことで、年収は550万円にアップ。しかも残業はほぼゼロ、在宅勤務も可能になりました。
「正直、転職は怖かったです。でも“自分には何ができるか”を整理してもらい、自信を持てました」
◆ 【事例②】副業ライターで＋120万円、将来の選択肢も広がった
田中さん（仮名・42歳）は、地方の中小企業で事務職として働きながら、子育てと両立する毎日。でも将来の教育費が不安で、副業を始めることに。
もともと文章を書くのが好きだったことから、Webライターに挑戦。最初は月3万円程度でしたが、コツコツと学びながら継続し、半年後には月10万円以上を安定して稼げるように。年間120万円の収入アップを実現しました。
「お金のために始めた副業でしたが、自分の可能性が広がっている感覚がすごく嬉しかったです」
◆ 今のままじゃなくてもいい。「選べるキャリア」は意外とある
「うちの会社じゃ昇給は難しいけど、転職はリスクが大きい…」
「他にできる仕事なんて、思い浮かばない…」
そんなふうに思ってしまうのは自然なこと。でも、実際にはキャリアの選択肢って意外と多いんです。
● 同じ業界・違う会社へ
これまでの経験を活かしつつ、待遇の良い企業に移ることで年収が大きく上がることも珍しくありません。
● 異業種・異職種にチャレンジ
最近では、未経験でも受け入れてくれる業界や職種が増えています。営業からカスタマーサクセス、事務からIT系など、「思ったより違和感なく馴染めた」という声もよく聞きます。
● 副業で“複線キャリア”をつくる
転職に踏み切るのが難しいなら、副業から始めてみるのも一つの方法です。いざというときの収入源にもなり、自信にもつながります。
◆ キャリアを見直すときの3つのポイント
① 自分の“市場価値”を知る
自分の経験やスキルが、他社や他業界でどう評価されるかを知ることは、とても大切です。転職エージェントの面談や、スカウト型のサービスを活用すると、自分の立ち位置が見えてきます。
② 収入だけでなく支出も見直す
収入アップばかりに目がいきがちですが、家計の見直しも大切。手取りが増えても、支出が増えたら意味がありません。「固定費を減らす」「家計簿アプリで管理する」など、できるところから始めてみましょう。
③ “複数の道”を持つ意識を
1社に頼りきりの働き方は、時代に合わなくなってきています。スキルを広げたり、資格を取ったり、副業を始めたり…。選択肢を持っておくことで、人生の安心感がぐっと増します。
◆ 「このままでいいのかな？」と感じたら、まずは一歩
「もっと頑張れば、きっと報われるはず」
そう信じてこれまで働いてきた方こそ、立ち止まって考えてみてほしいんです。
本当に“今の場所”が自分にとってベストなのか？
他にもっと評価される場所、収入が増える働き方はないのか？
小さな違和感を放っておくと、5年後、10年後にもっと大きな後悔になるかもしれません。
情報を集めて、可能性を知って、自分にできることを少しずつ試していく。
そうすることで、少しずつでも生活やキャリアは変わっていきます。
あなたの働き方にも、きっとまだまだ“伸びしろ”があります。
その第一歩を踏み出してみませんか？