50代でも転職できる?成功のコツとリアルな体験談をご紹介

2025.5.31
コラム

はじめに|「もう遅いかも」と思っていませんか?

「50代から転職なんて、やっぱり難しいかな…」
そんな不安を抱えている方は多いと思います。

たしかに若い世代と比べると、求人数が少なかったり、年齢の壁を感じる場面があるのも事実です。でも、実際には50代で転職を成功させている人が、たくさんいます。

近年は「経験」「即戦力」を求める企業が増えており、50代の転職市場も少しずつ変わってきました。

この記事では、50代の転職の現実や成功のポイント、そして実際に転職を成功させた人たちの事例をご紹介します。


第1章|50代の転職市場、実はチャンスもある

1-1. データでも分かる「50代の転職増加」

厚生労働省の調査によると、50代の転職者数は年々増加しています。とくに、管理職経験者や専門スキルを持つ人材には、ニーズがしっかりあります。

とはいえ、20〜30代と比べると採用のハードルが高くなるのも事実。「年齢」や「定年までの年数」を気にする企業があるのも現実です。

1-2. 企業が求めているのは「即戦力」と「実績」

50代の転職では、こんなスキルが重宝されます。

  • マネジメント経験(チーム運営や部下育成)
  • 業界での実績や専門知識
  • 顧客との信頼関係・ネットワーク
  • トラブル対応や判断力

これまでの「キャリアの深さ」が、若手にはない武器になります。


第2章|50代の転職を成功させる5つのコツ

2-1. 自分の強みを整理しよう

まずやるべきことは、キャリアの棚卸しです。これまで何をしてきて、どんな実績があるのか。数値で成果を見せられると、ぐっと説得力が増します。

たとえば…

  • 「売上を前年比120%に拡大」
  • 「年間100件以上の案件を管理」
  • 「離職率を20%改善したマネジメント施策」

など、できるだけ具体的にまとめましょう。

2-2. 希望条件をはっきりさせる

転職で何を大事にしたいのか、優先順位をつけておきましょう。

  • 年収
  • 勤務地
  • 業界・職種
  • 働き方(リモート可?フレックス?)

「何が叶えたい転職なのか」が明確になると、求人選びもスムーズになります。

2-3. 固定観念にとらわれない

「年収は絶対キープしたい」「前職より格上の役職じゃないと…」
そんな気持ちもわかりますが、ちょっと柔軟になることも大切です。

50代は“第2のキャリア”のスタート地点。やりがいや働きやすさを重視することで、結果的に満足度の高い転職につながることもあります。

2-4. エージェントの力を借りよう

転職エージェントを活用すると、自分に合った非公開求人を紹介してもらえたり、応募書類や面接対策のアドバイスも受けられます。

特に、ミドル・シニア層に強いエージェントを選ぶのがポイントです。

2-5. 新しいスキルを身につける

最近は、ITリテラシーやデジタルツールの知識が求められる場面が増えています。未経験でも大丈夫。今は無料で学べるコンテンツがたくさんあります。

  • Udemy
  • GLOBIS学び放題
  • YouTube講座

「学ぶ姿勢」そのものが、プラス評価になることもあります。


第3章|50代で転職に成功したリアルな3つの体験談

事例①:営業部長(52歳)→ ベンチャー企業の営業マネージャー

転職理由: 安定よりも成長を求めて転職を決意。
成功ポイント: 実績を数値でアピールし、マネジメント力をしっかり伝えた。年収はややダウンしたが、新しい環境でやりがいを実感中。

事例②:専業主婦(50歳)→ 一般事務職(正社員登用)

転職理由: 子育てが落ち着き、社会とのつながりを求めて再就職。
成功ポイント: まずはパートからスタート。地道な努力が認められ、3年後に正社員へ。PCスキルや対応力を評価された。

事例③:外資系管理職(55歳)→ 地方企業の顧問

転職理由: 早期退職をきっかけに地元で働きたいと思った。
成功ポイント: 都市部でのノウハウを活かし、地方企業のIT化をサポート。週3日の顧問契約で、収入と自由な時間を両立。


第4章|転職活動を進めるうえでの注意点

書類選考では「見せ方」が重要

職務経歴が長くなる50代だからこそ、「分かりやすさ」がカギ。
時系列で書くのではなく、「実績別」「スキル別」に整理すると、読み手に伝わりやすくなります。

面接では「前向きな姿勢」を見せよう

  • 年齢について聞かれたら:「年齢に関係なく、柔軟に学び成長していけると考えています」
  • 若い上司について聞かれたら:「上下関係にこだわらず、チームとして成果を出すことを大切にしています」

志望動機では、「何をしてきたか」よりも「この会社で何ができるか」をしっかり伝えましょう。


まとめ|50代の転職は、まだまだこれから

50代の転職には、不安も壁もあるかもしれません。でもそれ以上に、「これまで積み重ねてきた経験」や「人間力」は、他の世代にはない強みです。

「もう遅い」ではなく、「今こそ新しいスタート」と考えてみてください。

人生100年時代。50代はまだ折り返し地点です。
動き出せば、未来はきっと変わります。


最後に|一人で悩まないで。相談先はいろいろあります

  • ハローワークの再就職支援
  • 自治体のキャリア相談窓口
  • 50代向け転職エージェント

など、相談できる場所はたくさんあります。
まずは、気軽に情報を集めてみることから始めてみましょう。


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