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転職先がブラック企業か見抜くポイントとは?失敗しないための見極めポイントと実例紹介

2025.5.23
コラム

「もっといい職場で働きたい」「今よりも自分に合った会社を見つけたい」——そんな気持ちで転職を決意したのに、入社してみたら「思っていたのと違う…」「前よりひどい環境だった」なんてこと、実はよくあります。

その原因のひとつが、「ブラック企業」に入ってしまったこと。

今回は、転職で後悔しないために、ブラック企業を見抜くためのチェックポイントを実例とともにご紹介します。
これから転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


そもそもブラック企業って?

「ブラック企業」とは、法的に定義された言葉ではありませんが、一般的には以下のような特徴があります。

よくあるブラック企業の特徴:

  • 長時間労働が当たり前(残業代なしも…)
  • 常に人手不足で、社員の入れ替わりが激しい
  • パワハラ・モラハラなどハラスメントが横行
  • 給与が仕事内容や労働時間に見合っていない
  • 有給が取れない(取りづらい雰囲気がある)
  • 休日出勤やサービス残業が暗黙の了解になっている

もちろん、業種や職種によって忙しい時期があるのは当然。でも、「一時的な忙しさ」と「慢性的なブラック体質」は違います。


実例:求人票に惹かれて転職したけど…

事例:30代女性・事務職に転職したケース

「残業なし・土日祝休み」という条件に惹かれて、未経験から事務職に転職したAさん。面接でも「働きやすい職場です」とアピールされ、期待して入社しました。

ところが実際は——

  • 毎日1〜2時間の残業が当たり前
  • 定時で帰ろうとすると「もう帰るの?」と嫌味を言われる
  • 入社時の研修も引き継ぎもほぼゼロ
  • 社内の雰囲気がギスギスしていて相談もしづらい

入社3ヶ月で心身ともに疲れ果て、やむなく退職することに…。
「もっとちゃんと見抜いていれば…」と後悔したそうです。


ブラック企業を見抜く7つのポイント

では、どうすれば入社前に「ブラック企業かも?」と気づけるのでしょうか?
ここでは、面接や求人情報から読み取れる7つのチェックポイントをご紹介します。


求人票の情報があいまい、または“キラキラ”しすぎている

  • 「アットホームな職場です」
  • 「やる気次第でどこまでも成長できます」
  • 「夢を叶えたい人、大歓迎!」

一見ポジティブに見える言葉も、実態をぼかしているだけの可能性があります。

具体的な仕事内容、勤務時間、残業の有無、教育体制などが明記されていない求人は要注意。
“良さそう”ではなく、“ちゃんと説明されているか”で判断しましょう。


面接で質問をはぐらかされる

面接で「残業時間は?」「前任者はどうして辞めたんですか?」など具体的な質問をしたとき、答えがあいまいだったり、明確に教えてくれなかったりする場合も注意が必要です。

誠実な企業は、質問にも丁寧に答えてくれます。
逆に、聞きにくい雰囲気をつくる企業は、何かを隠しているかも…。


離職率が高い(求人がずっと出ている)

求人サイトで「この会社、また募集してるな…」と何度も見かける企業は要チェック。

常に求人を出している=人が辞めて補充が追いついていない可能性があります。
企業HPの「社員の声」や口コミサイトも併せてチェックしましょう。


面接官や社員の雰囲気が悪い/ピリピリしている

面接や職場見学のときに感じる雰囲気は、意外と正確です。
「なんとなく空気が重い」「笑顔が少ない」など、違和感がある場合は無視しないこと。

逆に、社員同士がリラックスしてやりとりしている会社は、風通しのよい職場である可能性が高いです。


給与が異様に高い or 成果報酬がメイン

「未経験でも月収50万円!」など、やたらと高待遇をうたっている求人は注意。

実際は、インセンティブありきの歩合制で、基本給がとても低い場合もあります。
また、ノルマ未達成で給与カットや罰金制度がある企業も…。

給与明細の例を見せてもらえるかどうかも、信頼性を測る一つの方法です。


⑥ SNSや口コミサイトで悪評が多い

企業名でSNSや「OpenWork」「転職会議」などの口コミサイトを検索すると、リアルな声が見られます。

当然ながら、すべてを鵜呑みにするのは危険ですが、複数の人が同じような内容で不満を述べている場合は、それなりに信ぴょう性があります。


正社員なのに研修・教育体制がほぼない

「即戦力が求められる」と言われたまま、マニュアルも引き継ぎもなしで放置される会社もあります。
教育体制が整っていない会社は、人材を大事にしていない証拠。

内定をもらったら、「入社後の研修内容」や「OJTの有無」について確認してみましょう。


まとめ:違和感はスルーせず、信頼できる情報で判断を

ブラック企業を100%見抜くのは難しいですが、求人票や面接での対応などから違和感を感じたら、スルーしないことが大切です。

ひとりで判断が難しいときは、転職エージェントを活用するのもおすすめ。
プロの目線で企業の内部情報を教えてくれたり、応募企業の実態を事前に教えてくれたりします。

せっかくの転職。新しい一歩が、あなたにとって良いスタートになりますように。


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