
「こんなはずじゃなかった」——長年、会社に“都合よく使われてきた”と感じているあなたへ

はじめに:そのモヤモヤ、放っておいて大丈夫?
「気づいたら、周りより責任が重くなっていた」
「給料は増えないのに、仕事だけ増えていく」
「なんでも頼まれて、断れずに引き受けてしまう」
もし、こんな状況に心当たりがあるなら——
あなたは今、“都合よく使われてしまっている”状態かもしれません。
今回のテーマは、そんなふうに長年働いてきた人のリアルな悩みと、そこから抜け出すためのヒント。実際の事例も交えてお話ししていきます。
事例1:40代前半・営業職・男性
「気づけばプレイングマネージャー」状態に
Aさんは、都内のメーカーで15年間営業職として働いてきました。
数字も出せるし、後輩の指導も得意。そんなことから、上司の補佐的なポジションを任されるように。ところが、役職は変わらず、給料も据え置き。部長が不在のときは、実質すべての責任を背負っていたのに、返ってくるのは「助かってるよ、ありがとう」だけ。
Aさんいわく、
「頼られるのは悪くないけど、正当に評価されないことが続くと、むなしくなってきたんです」
→ その後、外資系の企業に転職。成果がしっかり評価される環境で、やりがいを取り戻しました。
事例2:50代前半・管理部門・女性
「〇〇さんしかできないから」と言われ続けて
Bさんは中小企業の管理部門で、総務と経理を10年以上兼任してきました。
「〇〇さんがいないと会社が回らない」と言われ、責任ある仕事をどんどん任されるように。でも、給料は後輩と同じレベル。業務の分担をお願いしても、「文句があるのか」と逆に責められることも。
→ 転職後は、スキルを正しく評価してくれる会社に。仕事量は減り、収入は1.3倍にアップしました。
なぜ“都合よく使われる”ようになるのか?
こんな特徴がある人ほど、周りから便利な存在として扱われがちです。
- 頼まれると断れない
- 責任感が強い
- 長く同じ職場にいて、いて当たり前の存在になっている
- 感謝の言葉だけで片づけられてしまう
こんなサインが出ていたら、要注意です
- 仕事の量や責任だけが増えているのに、待遇は変わらない
- 「ありがとう」や「助かるよ」で済まされて、評価に結びつかない
- 仕事にやりがいよりも、疲れや不満を感じることが増えた
このままでは、自分の大切な時間やエネルギーをすり減らすだけかもしれません。
キャリアを守れるのは、自分だけ
「もう若くないし…」
「今さら転職なんて…」
そう思って、今の環境にとどまってしまう方は多いです。でも実は、40代・50代でキャリアチェンジをする人は、ここ数年でかなり増えています。
経験やスキルが豊富なミドル世代は、多くの企業から求められる存在です。
「ちゃんと評価してくれる場所」で働くことは、これからの人生を充実させる大事な一歩になります。
まとめ:もっと大切にされてもいい
これまで、会社のために一生懸命頑張ってきたあなた。
でも、「我慢」や「便利屋扱い」で報われないのなら、それは見直すサインです。
“都合よく使われる働き方”から、
“自分をちゃんと評価してくれる働き方”へ——
あなたには、もっと大切にされる働き方があります。
キャリアに迷ったら…
「このままでいいのかな」と感じたら、一度キャリア相談してみませんか?
今の仕事を続けるべきか、転職を考えるべきか。あなたの強みを一緒に見つけていきましょう。