求人票をチェックするときのポイント – 失敗しないための注意点

2025.5.07
コラム

転職や就職活動をするとき、まず目にするのが「求人票」。でも、そこに書かれている情報をそのまま信じてしまうと、「思っていたのと違った…」と後悔することもあります。

今回は、求人票をチェックするときに気をつけたいポイントを、具体的な事例を交えて分かりやすく解説します!


1. 給与の表記に要注意!「月給〇〇万円~」の落とし穴

よくある書き方

  • 「月給25万円~50万円(経験・能力による)」
  • 「年収例:400万円(入社1年目)、600万円(入社3年目)」

このような表記を見ると、「最低でも月25万円はもらえる」「3年目には600万円稼げる」と思ってしまいがち。でも、ここには落とし穴があります。

チェックポイント

「~」の意味を理解する
「月給25万円~50万円」と書かれていても、実際には最低金額の25万円がもらえるとは限りません。「基本給+手当」で25万円になるケースもあり、基本給が想像以上に低いこともあります。

年収例は「一部の人」のケースかも
求人票にある「年収例」は、好成績の社員のケースが書かれていることが多いです。実際には、多くの人がその年収に届かない可能性も。

失敗事例

🔴 Aさんのケース:「25万円スタート」のはずが…
求人票には「月給25万円~」と書かれていたのに、実際に内訳を聞くと「基本給18万円+みなし残業代5万円+手当2万円」でした。みなし残業代が含まれていたため、実際の時給換算では想定より低い金額に…。

💡 対策
👉 面接で「基本給」と「手当」の内訳をしっかり確認する
👉 年収例が現実的か、社員の口コミや面接で聞いてみる


2. 「残業なし」「完全週休二日制」は本当?働き方の実態をチェック!

よくある書き方

  • 「残業ほぼなし!」
  • 「完全週休二日制(土日祝休み)」

この言葉を信じて入社したのに、実際には違った…なんてこともあります。

チェックポイント

「残業なし」の定義は企業によって違う
「残業ほぼなし」と書かれていても、月20時間くらいはあることも。「残業なし」とは、どの程度のことを指しているのか確認が必要です。

「完全週休二日制」と「週休二日制」の違いを知る

  • 完全週休二日制 → 毎週、必ず2日休める
  • 週休二日制 → 月に1回でも週2日休めればOK(実は「土曜出勤あり」の場合も)

失敗事例

🔴 Bさんのケース:「残業なし」のはずが…
「残業ほぼなし」と書かれていたのに、実際は「定時で帰るのが気まずい雰囲気」。暗黙のルールでみんながサービス残業をしていたため、帰りづらくなってしまいました…。

💡 対策
👉 社員の口コミサイトで労働環境をチェック
👉 面接で「1日の流れ」を具体的に質問する


3. 「アットホームな職場」は要注意!?

よくある書き方

  • 「アットホームな職場です!」
  • 「社員同士仲が良く、風通しの良い環境!」

一見、働きやすそうな雰囲気ですが、裏を返すと「プライベートとの境界があいまい」な場合もあります。

チェックポイント

「アットホーム」=仕事とプライベートの線引きがない?

  • 仕事後の飲み会が頻繁にある
  • 休日でも業務連絡が飛んでくる
  • 上司が「家族みたいな関係だから」とプライベートに干渉してくる

「風通しが良い」=意見が通るとは限らない

  • 上司がフレンドリーに見えても、実際はトップダウンの会社かも
  • 意見を言ったら「生意気」と思われるケースも

失敗事例

🔴 Cさんのケース:「アットホーム」のはずが…
「アットホームな職場」に憧れて入社したら、休日もLINEグループで業務連絡が…。プライベートも仕事に巻き込まれる雰囲気で、精神的にきつくなってしまいました。

💡 対策
👉 面接で「仕事とプライベートの線引き」を質問する
👉 企業のSNSや口コミで社風をチェック


4. 「未経験歓迎!」の実態を見極める

よくある書き方

  • 「未経験者歓迎!充実の研修あり」
  • 「学歴・経験不問!」

未経験でも挑戦できるチャンス…と思いがちですが、実際には「すぐ辞める人が多い」から常に募集しているケースも。

チェックポイント

研修制度の内容を確認する

  • 1週間だけの座学研修 → 実際は「放置」される可能性大
  • 研修制度があると書かれていても、OJTのみでフォローなしの場合も

離職率が高い会社ではないか確認する

  • 「未経験歓迎=人がすぐ辞める職場」の可能性

失敗事例

🔴 Dさんのケース:「未経験歓迎」だけど研修なし…
入社してみると、研修はたった1日だけ。その翌日からいきなり厳しいノルマを課せられ、精神的に追い詰められてしまいました…。

💡 対策
👉 「研修期間はどのくらい?具体的にどんな内容?」と面接で聞く
👉 口コミや評判をチェックし、離職率を調べる


まとめ

求人票には、魅力的な言葉がたくさん並んでいます。でも、そのまま信じるのは危険。

給与の内訳をしっかり確認する
労働時間や休日の実態をチェックする
社風が自分に合っているか見極める
未経験歓迎の内容を詳しく調べる

入社後に「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、慎重に求人票をチェックして、自分に合った職場を見つけましょう!

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