
退職理由はこう伝える!ネガティブにならない答え方【事例つき】

転職活動でほぼ必ず聞かれるのが「退職理由」です。
でもこの質問、どう答えればいいのか迷いますよね。
「正直に話したら悪印象になりそう…」
「本音は会社に不満があったけど、正直すぎるのも良くないかも…」
そんなふうに悩んだ経験、ありませんか?
この記事では、ネガティブにならない退職理由の伝え方を、わかりやすく事例つきでご紹介します。面接前にぜひチェックしてみてくださいね。
なぜ面接で「退職理由」が聞かれるの?
面接官が退職理由を聞くのは、単なる興味本位ではありません。実は、以下のような目的があるんです。
- 今回の転職が前向きなものか知りたい
- 問題のある人ではないか見極めたい
- 同じ理由ですぐ辞めないかを確認したい
だからこそ、ただの「不満」や「愚痴」になってしまうと逆効果に。
ネガティブな理由で辞めたとしても、前向きな言い方に言い換える工夫が必要なんです。
ネガティブに聞こえない!伝え方のポイント3つ
それでは、どんなふうに伝えればいいのでしょうか?
退職理由を前向きに伝えるには、次の3つのポイントを押さえるのがおすすめです。
① 主語は「自分」にする
他人や会社のせいにすると、「責任転嫁する人」という印象になりがち。
「〇〇されたから辞めた」ではなく、「自分はこう感じて、こう決断した」と言い換えましょう。
例:
✕「上司と合わなかった」
〇「より良いチームワークを大切にしたいと思うようになった」
② 不満を希望に変える
不満をそのまま言うとネガティブに聞こえます。
でも、「こうしたい」という前向きな気持ちに置き換えれば、印象はガラッと変わります。
例:
✕「業務にやりがいがなかった」
〇「もっと成長を実感できる環境に挑戦したいと思った」
③ 退職理由と志望動機をつなげる
「なぜ辞めたか」と「なぜここで働きたいのか」がつながっていると、説得力がぐんと増します。
実際の言い換え事例をご紹介!
ここからは、ありがちな退職理由をポジティブに伝える言い方に変換した事例をご紹介します。ご自身の状況と照らし合わせて参考にしてみてくださいね。
事例1:人間関係に悩んでいた
NG:
「職場の人間関係がギクシャクしていて辛かったです」
OK:
「チームで助け合いながら働くことを大切にしたいと思い、よりコミュニケーションの取りやすい環境で自分の力を発揮したいと考えました」
事例2:給与や評価に不満があった
NG:
「給料が上がらず、評価も不透明でした」
OK:
「努力や成果がきちんと評価される環境で、さらに自分の成長を追求したいと思いました」
事例3:やりたい仕事ができなかった
NG:
「希望と違う業務ばかりでやりがいが感じられませんでした」
OK:
「もっとお客様と直接関わるような仕事にチャレンジしたいと感じ、転職を考えるようになりました」
事例4:会社の将来に不安があった
NG:
「会社の業績が悪く、先行きに不安を感じました」
OK:
「今後のキャリアを考える中で、より安定した基盤のある企業で長く働いていきたいと思いました」
事例5:キャリアアップしたかった
OK:
「現職では成長の機会が限られており、新たなチャレンジができる環境で自分の可能性を広げたいと感じました」
伝え方テンプレート【汎用パターン】
最後に、どんなケースにも応用できる退職理由のテンプレートをご紹介します。
テンプレート:
「現職では〇〇の業務を経験しましたが、より△△な環境で□□に挑戦したいという気持ちが強くなりました。今後は自分の経験を活かしつつ、新しいステージでさらに成長していきたいと考えています。」
面接官に好印象を与えるためのコツ
面接では、内容だけでなく「伝え方」も大事です。以下のポイントを意識してみましょう。
- 表情と声のトーンを明るくする
→ 前向きな印象になります! - 一貫性を持たせる
→ 転職理由と志望動機にズレがないように注意! - 未来志向で話す
→ 過去への不満より「これからどうなりたいか」にフォーカス!
まとめ|退職理由は前向きな選択として伝えよう
退職理由は、話し方ひとつで良くも悪くも印象が大きく変わるポイントです。
不満を伝えるのではなく、
「自分の意思で、より良い未来を選びたいから退職した」と前向きに話せるようにしておくと安心です。
本記事の事例やテンプレートを参考に、ぜひご自身の言葉で準備してみてくださいね。
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