転職面接の逆質問で好印象を与えるための質問例10選|事例付きでわかりやすく解説

2025.5.02
コラム

転職の面接では、最後に必ずといっていいほど聞かれる「何かご質問はありますか?」という時間。
この“逆質問”の時間、実は面接官に好印象を残すチャンスでもあるんです。

今回は、面接官に「おっ、この人いいな」と思ってもらえるような逆質問の例を10個ご紹介します。
実際の転職支援で見てきた良い例・悪い例も交えながら、分かりやすく解説していきます。


逆質問って、そんなに大事なの?

「何か聞かないとマズいから、適当に何か質問しよう…」
そう思って逆質問をしている方も多いかもしれませんが、ちょっと待ってください。

逆質問の場面では、面接官はこんなポイントを見ています。

  • うちの会社にどれくらい興味を持ってくれているのか
  • 入社後の働き方をイメージできているか
  • 自分の強みをどう活かそうとしているのか

つまり逆質問は、あなたの「意欲」や「思考の深さ」をアピールできる最後のタイミング
質問の内容次第で、印象は大きく変わります。


面接官に好印象を与える逆質問10選

1. 「御社で活躍している方に共通している特徴はありますか?」

→ どんなタイプの人が成果を出しているのかを知ることで、自分との相性も見えてきます。
「成長したい」という前向きな姿勢も伝わります。


2. 「入社後、最初の3ヶ月で期待されることは何ですか?」

→ 入社直後に求められる役割を把握しようとする姿勢は、やる気のアピールにもなります。

NG例:
「3ヶ月はゆっくり慣らしてもらえるんですか?」
→ 受け身な印象になりがちなので注意。


3. 「配属予定の部署で最近取り組んだプロジェクトにはどんなものがありますか?」

→ 実際の業務イメージが具体的に掴めて、「企業研究してきました」という姿勢も伝わります。


4. 「中途入社の方が早く馴染むために意識すべきことはありますか?」

→ 早く職場に溶け込もうとする気持ちが伝わり、協調性のある人だという印象に。


5. 「評価制度や昇格の基準は、どのようになっていますか?」

→ 長く働くことを前提に、キャリア形成をしっかり考えていることが伝わります。

※ただし、昇進・年収アップのことばかり聞くとマイナスになる場合もあるのでバランスに注意。


6. 「営業現場では、御社のどんな強みが評価されていると感じますか?」

→ 自分の営業スキルと企業の強みの相性を確認できる、実践的な質問です。


7. 「〇〇さんご自身は、どんなときにこの会社でやりがいを感じますか?」

→ 実際に働いている人のリアルな声を聞こうとする姿勢は、企業文化への興味が伝わり好印象。


8. 「今後、御社が力を入れていく事業や方向性について教えていただけますか?」

→ 経営方針や成長戦略に関心があることが伝わり、「視野の広い人だな」と思ってもらいやすいです。

NG例:
「今後、この会社って伸びますか?」
→ ぶっきらぼうな聞き方は印象ダウン。聞き方には気をつけましょう。


9. 「新しいアイデアや改善提案って、どの程度歓迎される文化ですか?」

→ ただ言われたことをやるだけじゃなく、自分から動いていきたいという前向きな姿勢が伝わります。


10. 「私のこれまでの経験で、御社で特に活かせそうな部分があれば教えていただけますか?」

→ 自分の強みと企業ニーズのマッチングを探る姿勢は、誠実かつ建設的に映ります。


【実例紹介】面接官の印象に残った逆質問

30代・営業職のAさんは、こんな質問をしました:

「御社でトップセールスをされている方は、どんな工夫をされて成果を出されたのか教えていただけますか?」

この質問で、面接官からは「本気度や成長意欲が感じられた」と高く評価され、内定につながりました。


一方で、こんな逆質問は注意!

  • 「残業ってどのくらいですか?」
    → 条件ばかり気にしている印象に。
  • 「昇進は何年目からできますか?」
    → 野心が強すぎて、協調性に不安を感じさせることも。
  • 「あと何回面接ありますか?」
    → 受け身・他人任せな印象になる可能性があります。

もちろん、聞き方を丁寧にすれば問題ない場合もありますが、質問の目的を明確にした上で伝え方を工夫することが大事です。


まとめ|逆質問は“質問”というより“提案のきっかけ”

逆質問の時間は、ただ疑問を投げかける場ではなく、「自分をより深く知ってもらう」プレゼンの場と考えてみてください。

大切なのは、この3つの視点:

  1. 入社後のイメージを持っているか
  2. 企業への共感・理解を示せているか
  3. 自分の強みを活かす準備ができているか

この3つを意識して、自分らしい逆質問を考えてみてくださいね。


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