不動産業界転職で書類選考に通過する「実績」の書き方とは?

2026.3.11
コラム

― 採用担当者に伝わる実績の言語化を事例で解説 ―

不動産業界への転職を目指す人の多くが、書類選考の段階でつまずきます。
特に多いのが、「実績はあるのに評価されない」というケースです。

営業成績が良かった人でも、職務経歴書の書き方によっては、その実力が十分に伝わらないことがあります。採用担当者が知りたいのは「何をしていたか」ではありません。

**「どのような成果を出し、それが再現できるのか」**です。

この記事では、不動産業界の書類選考で評価される実績の書き方について、具体的な事例を交えて解説します。


不動産業界の書類選考で見られているポイント

まず理解しておきたいのは、採用担当者が実績を見る目的です。

不動産会社は成果主義の業界です。そのため、「売上を生み出せる人材かどうか」が非常に重視されます。

書類選考では、主に次のポイントが見られています。

・売上に貢献できる人材か
・営業力や提案力があるか
・成果を再現できるか
・数字で成果を説明できるか

つまり、「頑張りました」という表現では評価されません。
成果を数字とプロセスで説明することが重要です。


NGな実績の書き方

まずは、評価されにくい実績の書き方を見てみましょう。

例(NG)

・不動産営業として顧客対応を担当
・新規顧客の開拓を実施
・売上向上に貢献

一見すると問題がないように見えます。しかし採用担当者は次のように感じます。

「何件契約したのか?」
「売上はいくらなのか?」
「どんな工夫をしたのか?」

仕事内容だけでは、成果のレベルが分からないのです。


書類選考に通過しやすい実績の構成

実績を書くときは、次の流れを意識しましょう。

①担当業務
②課題
③取り組み
④成果

この順番で書くことで、採用担当者は「どのような営業をする人物なのか」を具体的にイメージできます。


事例① 売買仲介営業の実績

まずは売買仲介営業の事例です。

改善前

売買仲介営業として顧客対応を担当。
新規顧客の開拓を行い、売上拡大に貢献。

改善後

売買仲介営業として、個人顧客向けの住宅売買を担当。
反響営業だけでなく紹介顧客の獲得にも注力し、既存顧客への定期フォローを実施しました。

その結果、年間契約件数を前年の12件から18件へ増加。
売上は前年比150%を達成しました。

数字が入ることで、成果が一目で分かるようになります。


事例② 賃貸仲介営業の実績

次は賃貸仲介営業の例です。

改善前

賃貸仲介営業として接客業務を担当。
顧客の希望条件に合う物件を紹介。

改善後

賃貸仲介営業として来店顧客への物件提案を担当。
ヒアリングの質を高めるため、顧客のライフスタイルまで踏まえた提案を行いました。

その結果、成約率を店舗平均35%から48%まで向上。
月間契約件数で店舗トップを3回獲得しました。

平均と比較した成果を書くと、実力がより伝わります。


事例③ 未経験から不動産業界へ転職する場合

未経験の場合でも、実績を書くことは可能です。
ポイントは再現性のある成果を示すことです。

営業職から不動産業界へ転職するケース

法人営業として新規開拓を担当。
テレアポ営業を行う中で、アポイント率を改善するためトークスクリプトを見直しました。

その結果、月間アポイント件数を平均15件から30件へ増加。
年間売上目標を120%達成しました。

このような営業実績は、不動産業界でも十分評価されます。


不動産業界で特に評価される実績

不動産会社が重視する実績には共通点があります。

契約件数

営業力を判断する分かりやすい指標です。


年間契約件数20件
月平均契約3件


売上金額

高額商材のため、売上も重要な評価ポイントです。


年間売上1億2000万円
仲介手数料売上4000万円


成約率

営業スキルを示す指標です。


反響営業の成約率
来店顧客の成約率


社内ランキング

社内順位も評価されやすい実績です。


営業30名中3位
店舗トップ営業


実績を書くときの3つのコツ

数字を必ず入れる

数字がない実績は評価されにくくなります。

・契約件数
・売上
・成約率

このいずれかは必ず入れましょう。


工夫を書く

成果だけでなく、どのような工夫をしたのかを書くことで評価が高まります。

・紹介営業の強化
・SNS集客の導入
・顧客フォローの徹底


再現性を示す

採用担当者は「入社後も成果を出せるか」を見ています。

そのため、次のような表現が効果的です。

・営業プロセスの改善
・顧客管理の徹底
・提案資料の作成


書類選考を突破する実績のまとめ方

最後に、実績を書くためのテンプレートを紹介します。

実績テンプレート

・担当業務
・課題
・取り組み
・成果(数字)

売買仲介営業として個人向け住宅売買を担当。
紹介顧客の獲得を強化するため、既存顧客への定期フォローを実施しました。

その結果、年間契約件数を12件から18件へ増加。
売上は前年比150%を達成しました。


まとめ

不動産業界の転職では、実績の書き方によって書類選考の結果が大きく変わります。

重要なポイントは次の3つです。

・仕事内容ではなく成果を書く
・数字で実績を示す
・成果のプロセスを説明する

実績を具体的に言語化できれば、採用担当者は「この人は成果を出せる人材だ」と判断します。

不動産業界は実力主義の世界です。
だからこそ、自分の成果を正しく伝えることが転職成功への第一歩になります。

職務経歴書を作成する際は、ぜひ今回のポイントを意識してみてください。


Contact

お問い合わせやお仕事紹介はこちら