30代物流業界転職で書類選考通過率を上げる「実績の見せ方」

2026.2.27
コラム

30代で物流業界に転職する場合、評価軸は明確です。

  • 即戦力か
  • 再現性のある成果を出せるか

20代のポテンシャル採用とは違います。
40代の管理職採用とも違います。

「何ができる人か」を具体的に示せるかどうか。
ここが通過率を左右します。

物流業界は今、大きく変化しています。
Amazonや楽天グループの拡大により、スピードと正確性が強く求められています。

さらに、日本郵政やヤマトホールディングスもDX投資を加速しています。

だからこそ評価されるのは、
「頑張った経験」ではなく「変えた実績」です。


なぜ30代は“実績の解像度”で差がつくのか

企業が見ているのは次の4点です。

  • 数字で語れるか
  • 自分の役割が明確か
  • 改善プロセスを説明できるか
  • 同じ成果を再現できるか

業務内容の説明だけでは不十分です。
「どう変えたか」まで書いて、初めて評価対象になります。


よくあるNG例

NG① 業務の羅列

入出庫管理、在庫管理、配送手配を担当。

これは仕事内容の説明です。
成果ではありません。

NG② 抽象表現

業務効率化に貢献しました。

何がどれだけ改善されたのかが分かりません。


通過率が上がる実績の型

実績は次の順番で整理します。

  1. 課題
  2. 施策
  3. 数字結果
  4. 自分の役割

この型に当てはめるだけで、説得力が一気に上がります。


事例① 倉庫オペレーション改善

弱い書き方

倉庫業務の効率化に取り組みました。

強い書き方

ピッキングミス率2.8%という課題に対し、棚番再配置とWMS運用を再設計。3か月で0.9%まで改善(約68%削減)。5名の改善プロジェクトを主導。

ポイントは3つです。

  • 数字で比較
  • 期間を明示
  • 役割を明確化

事例② コスト削減

弱い書き方

輸送コスト削減に貢献。

強い書き方

積載率を72%から89%へ改善。年間輸送コストを約1,200万円削減。分析から改善実行までを担当。

物流は利益率が低い業界です。
コスト改善は強い武器になります。


事例③ マネジメント経験

30代はプレイヤー兼リーダーであることが多い世代です。

弱い書き方

チームリーダーとして管理。

強い書き方

15名を統括。教育マニュアルを整備し、新人育成期間を3か月から1.5か月へ短縮。繁忙期残業を月32時間から18時間へ削減。

「管理した」ではなく、
「何を変えたか」を書きましょう。


異業界から物流へ転職する場合

ポイントは“翻訳”です。

営業経験なら、こう書き換えます。

物流課題を抱える製造業20社を担当。納期遅延率を平均15%改善する提案を実施。契約更新率95%を達成。

物流は課題解決型のビジネスです。
経験をSCM視点で語ると評価が上がります。


企業別に見るアピールポイント

大手志望の場合

SGホールディングスや日本通運では、

  • 安全
  • 品質
  • 組織貢献

が重視されます。

ベンチャー・3PLの場合

  • 改善スピード
  • 提案力
  • データ活用

が評価軸になります。


実績は「3段階」で整理する

  1. 成果(数字)
  2. 分析
  3. 行動

例:

  • 在庫回転率4.2回 → 6.1回
  • ABC分析で滞留在庫を特定
  • 発注ロットを再設計

ここまで書ければ、再現性が伝わります。


採用担当者の本音

見ているのはシンプルです。

  • 改善できる人か
  • すぐ動けるか
  • チームに良い影響を与えるか

能力の主張よりも、成果の証明。
これがすべてです。


まとめ

30代物流転職で差がつくのは、「経験の量」ではありません。

成果の見せ方です。

  • 数字で語る
  • 改善前後を示す
  • 役割を明確にする
  • 再現性を伝える

書類は履歴ではありません。
成果を示すプレゼン資料です。

具体性を武器に、通過率を引き上げましょう。

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