20代販売職からメーカー営業へ書類選考で評価される経験の伝え方
20代で販売職を経験し、メーカー営業へ挑戦したい。
そう考える人は少なくありません。
しかし書類選考では、こんな評価を受けがちです。
- 接客力はありそう
- でも法人営業は未知数
- 実績はあるが再現性が見えない
問題は「経験不足」ではありません。
伝え方の不足です。
この記事では、販売職の経験をメーカー営業向けに変換する方法を解説します。
メーカー営業の役割を理解する
まず前提を押さえましょう。
メーカー営業は、ただ商品を売る仕事ではありません。
- 代理店との関係構築
- 販売計画の立案
- 売場づくりの提案
- 数値管理と改善
- 新商品の導入交渉
役割は「売る人」ではなく、
売れる仕組みをつくる人です。
ここを理解せずに、
接客でお客様満足度を高めました
と書いても、評価は伸びません。
問われるのは、
「どう考え、どう改善し、どう成果を出したか」です。
販売職は不利ではない
販売職は、実は強いポジションです。
- 消費者の声を知っている
- 売れる売場を体感している
- 数字で評価されている
- 商品説明力がある
問題は「接客の話」で終わること。
評価されるのは、
売場をどう改善したかです。
書類で評価される3つの視点
① 数字を具体的に
「売上アップ」では弱い。
- 目標はいくらか
- 課題は何だったか
- 何を変えたか
- 結果はどうなったか
ここまで書くと営業力が伝わります。
② 課題発見力
メーカー営業は問題解決の仕事です。
販売職時代に、
- 客層を分析したか
- 回転率を見ていたか
- 競合を研究していたか
こうした視点を書けると評価が上がります。
③ 提案経験
販売職でも提案はしています。
- レイアウト変更
- セット販売企画
- 在庫改善提案
- 販促アイデアの共有
「接客」ではなく
「提案」として書くことが重要です。
NG例と改善例
NG例
アパレル販売員として勤務。売上目標を達成し表彰されました。
これでは販売員止まりです。
改善例
月間売上目標300万円に対し、平均110%を達成。
客単価が低いことを課題とし、購買データを分析。
コーディネート提案を標準化し、客単価を1.2倍に改善。
- 課題
- 施策
- 成果
この流れが重要です。
事例① 家電量販店 → 電機メーカー営業
25歳のAさん。
当初の記載は、
テレビ販売で売上1位。
これだけでした。
改善後はこうです。
価格重視層が4割を占めると分析。
比較表を自作し、性能差を可視化。
高付加価値モデル比率を30%から55%へ改善。
メーカー担当と販促ツールも改善。
結果、電機メーカー営業で内定。
ポイントは「分析と改善」です。
事例② 食品販売 → 食品メーカー営業
26歳のBさん。
改善前は、
リピーターを増やしました。
改善後は、
廃棄ロス8%を課題と設定。
来店時間帯を分析し試食時間を変更。
ロス率を5%へ削減。
季節商品は前年比120%を達成。
数字と戦略が伝わる内容になりました。
法人営業経験がなくても大丈夫
メーカー営業の本質は、
- 数字改善
- 提案
- 関係構築
です。
販売職で十分に培えます。
重要なのは、
「接客しました」ではなく
「売上を改善しました」と語ること。
志望動機とつなげる
経験と志望動機はセットです。
例えば、
- 売場で感じたメーカーの影響力
- 売れる商品の共通点への興味
- 上流工程に関わりたい想い
体験と結びつけることで説得力が増します。
まとめ
評価される人の共通点は次の5つです。
- 数字で語る
- 課題を示す
- 改善策を書く
- 成果を明確にする
- メーカー営業との接続を意識する
販売職は弱みではありません。
強みです。
伝えるべきは、
「売っていました」ではなく
「売れる仕組みをつくっていました」。
書類選考で問われるのは、経験の量ではなく思考の深さです。