20代販売職からメーカー営業へ書類選考で評価される経験の伝え方

2026.2.14
コラム

20代で販売職を経験し、メーカー営業へ挑戦したい。
そう考える人は少なくありません。

しかし書類選考では、こんな評価を受けがちです。

  • 接客力はありそう
  • でも法人営業は未知数
  • 実績はあるが再現性が見えない

問題は「経験不足」ではありません。
伝え方の不足です。

この記事では、販売職の経験をメーカー営業向けに変換する方法を解説します。


メーカー営業の役割を理解する

まず前提を押さえましょう。

メーカー営業は、ただ商品を売る仕事ではありません。

  • 代理店との関係構築
  • 販売計画の立案
  • 売場づくりの提案
  • 数値管理と改善
  • 新商品の導入交渉

役割は「売る人」ではなく、
売れる仕組みをつくる人です。

ここを理解せずに、

接客でお客様満足度を高めました

と書いても、評価は伸びません。

問われるのは、
「どう考え、どう改善し、どう成果を出したか」です。


販売職は不利ではない

販売職は、実は強いポジションです。

  • 消費者の声を知っている
  • 売れる売場を体感している
  • 数字で評価されている
  • 商品説明力がある

問題は「接客の話」で終わること。

評価されるのは、
売場をどう改善したかです。


書類で評価される3つの視点

数字を具体的に

「売上アップ」では弱い。

  • 目標はいくらか
  • 課題は何だったか
  • 何を変えたか
  • 結果はどうなったか

ここまで書くと営業力が伝わります。


課題発見力

メーカー営業は問題解決の仕事です。

販売職時代に、

  • 客層を分析したか
  • 回転率を見ていたか
  • 競合を研究していたか

こうした視点を書けると評価が上がります。


提案経験

販売職でも提案はしています。

  • レイアウト変更
  • セット販売企画
  • 在庫改善提案
  • 販促アイデアの共有

「接客」ではなく
「提案」として書くことが重要です。


NG例と改善例

NG

アパレル販売員として勤務。売上目標を達成し表彰されました。

これでは販売員止まりです。


改善例

月間売上目標300万円に対し、平均110%を達成。
客単価が低いことを課題とし、購買データを分析。
コーディネート提案を標準化し、客単価を1.2倍に改善。

  • 課題
  • 施策
  • 成果

この流れが重要です。


事例① 家電量販店 → 電機メーカー営業

25歳のAさん。

当初の記載は、

テレビ販売で売上1位。

これだけでした。

改善後はこうです。

価格重視層が4割を占めると分析。
比較表を自作し、性能差を可視化。
高付加価値モデル比率を30%から55%へ改善。
メーカー担当と販促ツールも改善。

結果、電機メーカー営業で内定。

ポイントは「分析と改善」です。


事例② 食品販売 → 食品メーカー営業

26歳のBさん。

改善前は、

リピーターを増やしました。

改善後は、

廃棄ロス8%を課題と設定。
来店時間帯を分析し試食時間を変更。
ロス率を5%へ削減。
季節商品は前年比120%を達成。

数字と戦略が伝わる内容になりました。


法人営業経験がなくても大丈夫

メーカー営業の本質は、

  • 数字改善
  • 提案
  • 関係構築

です。

販売職で十分に培えます。

重要なのは、

「接客しました」ではなく
「売上を改善しました」と語ること。


志望動機とつなげる

経験と志望動機はセットです。

例えば、

  • 売場で感じたメーカーの影響力
  • 売れる商品の共通点への興味
  • 上流工程に関わりたい想い

体験と結びつけることで説得力が増します。


まとめ

評価される人の共通点は次の5つです。

  1. 数字で語る
  2. 課題を示す
  3. 改善策を書く
  4. 成果を明確にする
  5. メーカー営業との接続を意識する

販売職は弱みではありません。
強みです。

伝えるべきは、

「売っていました」ではなく
「売れる仕組みをつくっていました」

書類選考で問われるのは、経験の量ではなく思考の深さです。

Contact

お問い合わせやお仕事紹介はこちら