40代で金融業界へ転職する人が、書類選考を突破するキャリアのまとめ方

2026.2.05
コラム

〜「経験はあるのに落ちる人」と「評価される人」の違い〜

40代で金融業界への転職を考えたとき、最初の壁になるのが書類選考です。
経験年数も実績も十分なはずなのに、「なぜか通らない」と感じている人は少なくありません。

その原因は、能力不足ではありません。
キャリアのまとめ方が、金融業界向けになっていないことがほとんどです。

この記事では、40代で金融業界を目指す人が、書類選考を突破するためのキャリア整理の考え方を、具体例とともに解説します。


なぜ40代は書類選考で落ちやすいのか

金融業界の採用担当者が40代の書類を見るとき、注目しているのは次の点です。

  • 金融の仕事に転用できる経験か
  • 思考や業務が整理されているか
  • 年齢に関係なく現場で動ける人材か
  • 過去の肩書きに頼りすぎていないか

「管理職」「営業20年」という事実だけでは、判断材料になりません。
むしろ、どう使える人なのかが見えない書類は、ここで止まります。


40代がやりがちなNGなまとめ方

NG① 経歴を全部書こうとする

40代になると、異動や昇進、プロジェクト経験が増えます。
それらをすべて書くと、情報量が多すぎて要点がぼやけます。

金融業界の書類では、
「やったこと」より「使える経験」に絞ることが重要です。

NG② 金融とのつながりが見えない

よくある表現がこちらです。

「金融業界は未経験ですが、営業力には自信があります」

この書き方では、採用側は評価できません。
金融業界が見ているのは、次のような力です。

  • 数字・財務への理解
  • リスクを踏まえた判断力
  • ルールやコンプライアンス意識
  • 中長期視点での顧客対応

これらと結びつかない実績は、評価されにくいのが現実です。


書類選考を突破するキャリア整理の基本

先に「金融目線の評価軸」を決める

まず、自分の経験を金融業界の言葉に置き換えます。

例)

  • 法人営業
     → 与信管理、資金繰り相談、決裁者対応
  • メーカー管理職
     → 原価管理、KPI管理、内部統制
  • 不動産営業
     → 投資判断、収益計算、リスク説明

同じ経験でも、表現を変えるだけで伝わり方は大きく変わります。


時系列より「テーマ別」にまとめる

40代の職務経歴書は、細かい時系列説明は不要です。
代わりに、次のようなテーマで整理します。

  • 数字・資金に関わる経験
  • 経営層・オーナー対応の経験
  • リスク管理・ルール順守の意識

採用担当者は短時間で判断します。
一目で強みが分かる構成が有効です。


「できること」を先に書く

40代で落ちやすい人ほど、「やりたいこと」を先に書きます。
しかし書類選考では順番が逆です。

  1. 今できること
  2. 金融業界での活かし方
  3. 将来の志向

この順番を守るだけで、評価されやすくなります。


事例① メーカー営業から地方銀行へ(45歳)

書類が通らなかった頃

  • 営業歴20年
  • 売上達成率120%
  • 管理職経験あり

実績は十分ですが、金融との接点が見えませんでした。

見直したポイント

  • 財務諸表を使った提案経験
  • 設備投資・資金調達の相談対応
  • 予算管理・進捗管理の実務

結果、法人融資担当候補として書類選考を通過しました。


事例② 不動産業界から証券会社へ(42歳)

当初は「宅建」「不動産営業実績」を前面に出して不通過。

そこで、

  • 利回り計算
  • 投資リスクの説明
  • 長期視点での提案

といった金融商品と共通する要素に整理。
リテール営業職として評価されました。


評価される40代の共通点

  • 経験を金融の言葉に変換している
  • 役職や肩書きにこだわらない
  • 即戦力より「早く戦力になる人材」を意識している
  • キャリアを引き算で整理している

まとめ|40代のキャリアは「見せ方」で決まる

40代で金融業界へ転職することは、珍しいことではありません。
ただし、若手と同じ書き方では評価されません。

  • 金融業界の評価軸で考える
  • キャリアを再構成する
  • 経歴ではなく「価値」を伝える

これができれば、書類選考の通過率は確実に上がります。

年齢が問題なのではありません。
年齢に合った伝え方ができていないだけです。


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