メーカー営業の実績を「数字」で見せる職務経歴書術

2026.1.14
コラム

成果が正しく伝わる書き方と具体事例

メーカー営業として十分な経験があるのに、

  • 職務経歴書で強みが伝わらない
  • 書類選考で落ちる理由が分からない

そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

原因の多くはシンプルです。
実績が数字で書かれていないのです。

メーカー営業は成果が見えにくいと思われがちですが、
実は「数字にできる材料」が非常に多い職種です。

この記事では、
メーカー営業の経験を数字で分かりやすく伝える職務経歴書の書き方を、事例付きで解説します。


なぜメーカー営業は「数字」が重要なのか

採用担当者が職務経歴書を見る時間は、1人あたり数分程度。
その中で、真っ先に目に入るのが数字です。

たとえば次の2文。

  • 既存顧客への深耕営業を担当
  • 既存顧客50社を担当し、3年間で売上を120%に拡大

後者のほうが、

  • 仕事の規模
  • 成果の大きさ
  • 営業力

が一瞬で伝わります。

メーカー営業では、
「何をしたか」ではなく
**「どの規模で、どれだけ改善したか」**を数字で示すことが重要です。


メーカー営業が数字にできる主な項目

「売上以外に何を書けばいいの?」
そう感じる方も多いですが、実は選択肢は豊富です。

売上・利益

  • 年間売上高
  • 前年比成長率
  • 利益率改善

顧客・案件

  • 担当顧客数
  • 新規開拓社数
  • 案件単価

改善・貢献

  • 納期短縮率
  • 不良率削減
  • クレーム削減件数

組織・役割

  • 後輩指導人数
  • プロジェクト人数

メーカー営業ならではの
「改善」「安定供給」「調整力」も、立派な数字になります。


【事例①】数字がないNG例

NG

大手メーカー向けに自社製品の提案営業を担当。
既存顧客との関係構築を重視し、売上拡大に貢献。

この文章では、

  • 規模が分からない
  • 成果が見えない

ため、評価しづらいのが実情です。


【事例①】数字を入れた改善例

OK

大手メーカー向けに電子部品の提案営業を担当。
既存顧客30社(年間売上約3億円)を担当し、
技術提案を通じて主要3社の取引を拡大。
2年間で担当売上を約125%に成長させた。

数字が入るだけで、

  • 担当規模
  • 成果
  • 再現性

が明確になります。


【事例②】新規開拓が少ない場合の書き方

メーカー営業では、新規開拓が少ないケースも一般的です。
その場合は、既存顧客の深耕成果を数字で示します。

新規開拓が年1~2社に限られる業界特性の中で、
既存顧客20社の取引拡大に注力。
5社で新製品採用を実現し、平均取引単価を約1.4倍に拡大。

新規件数が少なくても問題ありません。
単価・採用率・継続性が評価されます。


【事例③】調整型・技術営業の数字化

「売上を直接作っていない」場合でも大丈夫です。

注目すべき数字は、

  • 納期
  • 不良率
  • コスト
  • クレーム件数

技術・生産部門と連携し、仕様調整を担当。
量産立ち上げ時の不良率を30%削減し、
クレーム件数の減少と品質安定に貢献。

メーカー営業らしい強みが、しっかり伝わります。


数字を書くときの注意点【3つ】

盛らない

不正確な数字は、面接で必ず確認されます。
「約」「前年差」などを使いましょう。

比較を入れる

  • 前年比
  • 担当前後

比較があると成果が分かりやすくなります。

数字+行動

「なぜ達成できたのか」を一言添えると説得力が上がります。


採用担当者は数字で何を見ているか

数字から見られているのは、次のポイントです。

  • 再現性があるか
  • 自社規模に合うか
  • どこが強みか
  • 即戦力になりそうか

数字は、経験を客観的に伝える共通言語です。


まとめ|メーカー営業は数字で評価される

メーカー営業は、
「数字で語れない仕事」ではありません。

むしろ、

  • 売上
  • 顧客
  • 改善
  • 調整

すべて数字にできます。

職務経歴書は、頑張りを書く書類ではなく、
成果を分かりやすく見せる資料です。

ぜひ一度、
「何社」「いくら」「どれくらい」
という視点で経験を整理してみてください。

それだけで、書類の通過率は大きく変わります。


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