履歴書と職務経歴書の違いとは?営業職で成果を最大化する使い分けと具体事例
営業職の転職活動では、「履歴書」と「職務経歴書」を正しく使い分けられているかどうかで、書類選考の結果が大きく変わります。
ところが実際には、
- 履歴書にアピールを書きすぎてしまう
- 職務経歴書が単なる経歴の一覧になっている
- 2つの書類の役割を意識せずに作成している
といったケースが少なくありません。
本記事では、履歴書と職務経歴書の違いをシンプルに整理し、営業職ではどう使い分ければよいのかを、具体例を交えながら分かりやすく解説します。
履歴書と職務経歴書は「目的」が違う
まず押さえておきたいのは、履歴書と職務経歴書はそもそもの目的が違う書類だという点です。
履歴書の役割|事実を正確に伝える書類
履歴書は、応募者の基本情報を正確かつ簡潔に伝えるための書類です。採用担当者は主に次の点をチェックしています。
- 学歴・職歴に矛盾がないか
- 転職回数や在籍期間に違和感がないか
- 志望動機が最低限整理されているか
- 社会人としての基礎的な文章力があるか
履歴書は、「この人を詳しく見ても問題ないか」を判断するための入口の書類です。ここでは、派手なアピールは必要ありません。
職務経歴書の役割|価値を伝える書類
一方、職務経歴書は、自分を採用するメリットを伝えるための書類です。営業職の場合、採用担当者は次のような点を知りたがっています。
- どんな商材・サービスを扱ってきたのか
- どんな顧客を相手にしてきたのか
- どんな工夫で成果を出してきたのか
- その経験は自社でも活かせそうか
職務経歴書は、いわばあなた自身の営業資料です。履歴書よりも具体性が求められます。
営業職における基本的な使い分け
履歴書に書くべきこと
営業職であっても、履歴書はシンプルで問題ありません。
- 職歴:会社名/部署名/職種/在籍期間
- 志望動機:業界・企業への関心を簡潔に
- 自己PR:強みを一文でまとめる
売上実績や工夫したポイントは、無理に書かなくて大丈夫です。
履歴書でありがちなNG例
新規開拓営業を担当し、前年比150%の売上を達成。既存顧客の深耕にも注力しました。
内容自体は悪くありませんが、履歴書では情報が多すぎます。こうした内容は、職務経歴書に回しましょう。
職務経歴書に書くべきこと
職務経歴書では、次の流れを意識すると読みやすくなります。
- 扱っていた商材・サービス
- 顧客層(法人/個人、業界、規模など)
- 当時の課題や目標
- 実際に行った工夫・取り組み
- その結果どうなったか
営業職では、「何を売っていたか」よりも、「どう考えて動いたか」が評価されます。
事例で見る使い分け
事例① 法人営業経験者の場合
履歴書(抜粋)
株式会社〇〇
営業部 法人営業
2018年4月〜2024年3月
法人顧客への提案営業を担当
履歴書では、役割を端的に書くだけで十分です。
職務経歴書(要約)
- ITサービスの法人営業を担当
- 中小企業を中心に約100社を継続担当
- 課題ヒアリングを重視した提案営業を実施
- 新規開拓施策により、年間契約数120%を達成
営業スタイルと成果が具体的に伝わります。
事例② 個人営業から法人営業へ転職する場合
履歴書
個人営業の経験を、事実として淡々と記載します。
職務経歴書
- 顧客ニーズを引き出すヒアリング力
- 高単価商品の提案経験
- 長期的な関係構築によるリピート獲得
共通点を意識して書くことで、営業形態の違いを乗り越えられます。
事例③ 営業成績が目立たない場合
数字に自信がない場合でも、問題ありません。
履歴書
通常どおりの職歴記載でOKです。
職務経歴書
- チーム内での役割
- 業務改善や資料作成への貢献
- 顧客満足度向上への取り組み
営業職の評価は、数字だけではありません。
よくある注意点
履歴書に詰め込みすぎない
履歴書でアピールしすぎると、全体が読みにくくなります。
両書類の整合性を取る
在籍期間や数字にズレがないか、必ず確認しましょう。
まとめ|営業職は書類の役割分担が重要
- 履歴書:事実を簡潔に伝える
- 職務経歴書:価値を具体的に伝える
この使い分けができるだけで、書類の印象は大きく変わります。