営業職履歴書で注意すべき「職歴欄」のミス5選
― 書類選考を落とす“見えない落とし穴”とは ―
営業職は人気が高く、応募者も多い職種です。採用担当者は短時間で大量の履歴書を確認するため、少しの書き漏れや曖昧な表現があるだけで評価が下がってしまいます。
その中でも 職歴欄(職務経歴の要点をまとめる部分) は、あなたの成果や経験を判断する最重要パートです。ここで損をしているケースは非常に多く、内容が弱いと面接まで進めません。
この記事では、営業職応募者がやってしまいがちな 職歴欄のミス5つ を、分かりやすい事例とともに紹介します。
■ミス①:仕事内容だけ書いて「成果」がない
仕事内容だけを書くケースはよくありますが、それだけでは営業としての実力が伝わりません。
◆NG例
●法人向けにシステムの提案営業を担当
●新規開拓・既存フォローを実施
●見積作成、問い合わせ対応など
何をしたかは分かるものの、どんな結果を出したかが不明です。
◆改善例
●年間20社の新規開拓を達成し、売上3,000万円を創出
●既存顧客85社を担当し、リピート率92%を維持
●提案資料を改善し、成約率を18%→27%に向上
営業職は「結果」が評価されるため、数字を入れるだけで説得力が一気に上がります。
■ミス②:期間・役職・部署があいまい
営業職の採用では「どの立場で、いつからいつまで働いたか」が非常に重要です。
◆NG例
2018〜2023 営業職
株式会社ABC 東京支店
法人営業を担当
これでは経験年数も所属部署も役職も分かりません。
◆改善例
2018年4月〜2023年3月 株式会社ABC 東京支店 法人営業部
■役職:主任(2021年4月〜)
■担当:既存85社、新規年間120社へアプローチ
年月と部署・役職を書くことで、全体像が明確になります。
■ミス③:短期離職や転職歴をごまかす
短期離職を隠すと、採用担当者は「信頼できない」と判断します。職歴の整合性には非常に敏感だからです。
◆NG例
株式会社ABC 2019年〜2023年
※実際には別の会社を挟んでいる
隠すよりも、正直に書いて納得できる理由を添える方が好印象です。
◆改善例
株式会社ABC(2019年4月〜2021年2月)
離職理由:事業撤退による会社都合退職
株式会社XYZ(2021年4月〜2023年3月)
さらに次のように一言添えると印象が安定します。
短期離職後は2年間勤務し、安定した業績向上に貢献しました。
■ミス④:商材や顧客の情報が抜けている
営業職は、扱う商材や顧客によって難易度が大きく変わります。ここが抜けていると実力が判定できません。
◆NG例
既存顧客のルート営業を担当。見積作成や問い合わせ対応。
どの業界の顧客なのか、単価はいくらなのか分かりません。
◆改善例
●業務用POSシステムの法人営業を担当
■商材単価:50万〜300万円
■顧客:飲食チェーン、小売、サービス業
■営業スタイル:新規3割/既存7割
■手法:訪問・オンライン商談(関東全域)
情報量が増えるだけで、経験が立体的に伝わります。
■ミス⑤:応募先に合わせてアピールしていない
履歴書は「過去の経歴だけを並べるもの」ではありません。
営業職では、応募企業との相性が重要です。
- 新規中心か、既存中心か
- 有形商材か、無形商材か
- 個人営業か、法人営業か
- 価格帯・提案の深さはどうか
これが応募先の営業スタイルと一致していないと、どれだけ実績があっても落ちます。
◆NG例
●既存顧客を担当し、受注率向上に貢献
応募先が「新規100%営業」なら刺さりません。
◆改善例
●新規開拓を得意とし、年間20社以上の新規受注を達成。課題ヒアリング〜提案設計まで一貫して対応し、200万円規模の案件を複数獲得。
応募企業に合わせて伝えるべき強みを切り替えることが大切です。
■まとめ:職歴欄は“最初の営業プレゼン”
営業職の履歴書で落とされる原因のほとんどは、経験ではなく「書き方」です。
【注意すべきミス5つ】
- 成果が書かれていない
- 期間・部署・役職が不明確
- 短期離職をごまかす
- 商材・顧客・規模の情報がない
- 応募先に合わせていない
職歴欄は、あなたの強みを数字と具体性で伝える最初のプレゼンです。少し書き直すだけで、書類通過率は確実に上がります。
必要であれば、あなたの履歴書も具体的に添削できますので、いつでもお知らせください。