営業職転職の志望動機でやってはいけない3つのミス

2025.12.13
コラム

事例つきで分かりやすく解説―

営業職の転職では、志望動機が書類選考を大きく左右します。
実績があっても「書き方のミス」で落ちてしまうケースは珍しくありません。

本記事では、営業職の転職でよくある3つのNG志望動機を、事例と改善例を交えて分かりやすく紹介します。


❌ミス1:自分の事情だけを書く

よくあるパターン

  • 年収を上げたい
  • ワークライフバランスを改善したい
  • 安定した会社で働きたい

気持ちは分かりますが、これでは企業が採用する理由がないため落ちます。

企業が知りたいのは、
**「あなたが会社にどんな価値をもたらすのか」**です。


事例:30代 Aさん(法人営業)

NG志望動機

「残業が多く家族との時間が取れませんでした。御社は働き方改革に積極的と聞き、応募しました。」

結果 → 書類落ち。
採用担当者のコメント:「当社を志望する理由が弱い」


改善例

「新規開拓営業で3年連続目標達成してきました。御社の●●領域は私の経験と親和性が高く、既存顧客深耕と新規開拓の両面で貢献できると考えています。働き方改革にも取り組まれており、長期的に成果を出せると感じ応募しました。」

“自分の事情 → 企業にとってのメリット”に変えることが重要です。


❌ミス2:抽象的で誰でも言える内容になる

よくあるパターン

  • 「御社のビジョンに共感しました」
  • 「人と接する仕事がしたい」
  • 「お客様の課題を解決したい」

どれも前向きですが、どの会社にも使えるため、印象に残りません。


事例:20代 Bさん(個人営業)

NG志望動機

「お客様の課題を解決したいと思い応募しました。御社の商品は多くの企業で使われており魅力を感じています。」

結果 → 書類落ち。
採用担当者:「“当社でないといけない理由”がない」


改善例

「前職では年間200件以上の提案を行い、ライフプランに合わせた課題解決営業に取り組みました。御社の●●商品は提案の幅が広く、お客様に最適なプランを届けられる点に魅力を感じています。前職で磨いたヒアリング力を活かし、●●領域で貢献したいと考えています。」

企業の特徴 × 自分の経験が書けていると説得力が高まります。


❌ミス3:仕事内容を理解せずに書く

営業職は会社によって仕事内容が大きく違います。
法人営業・個人営業、新規・深耕、単価の高低など、求められる能力はさまざま。

それを理解しないまま書くと、
「職種理解が浅い」と判断され落ちます。


よくあるNGフレーズ

  • 「未経験ですが営業スキルを身につけたいです」
  • 「商品を広めたいです」
  • 「たくさん売って貢献したいです」

どれも曖昧で、営業の本質とはズレています。


事例:20代 Cさん(未経験)

応募先:法人向けITソリューション営業

NG志望動機

「御社のサービスをSNSなどで広めていきたいと考え応募しました。」

結果 → 書類落ち。
担当者:「これは営業ではなくマーケの内容」


改善例

「前職の接客販売で顧客の課題を聞き出し、商品を提案する経験を積みました。御社の法人営業は“課題把握と複数商材の提案力”が重要と理解しています。知識習得に努め、半年以内の独り立ちを目指したいと考えています。」

“理解している”ことを示すだけで印象が大きく変わります。


採用担当者が評価する志望動機とは?

企業のメリットがはっきりしている

→ どの強みをどう貢献できるかが明確

その会社を選ぶ理由が具体的

→ 商材・顧客層・営業スタイルに触れる

③ “課題 → 行動 → 数値”が見える

→ 営業の本質を理解している


まとめ:志望動機は「企業視点」が鍵

営業職の志望動機で落ちる人は、
自分の話だけしてしまう”
という共通点があります。

一方で通過する志望動機は、
経験 → 強み → 企業への貢献
という流れがあり、読む側への“伝わりやすさ”が段違いです。


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