成果を数字で伝える!営業職の職務経歴書の書き方【事例つき】

2025.12.04
コラム

営業職で転職活動をする際、最も重視される書類が「職務経歴書」です。
しかし、実際には多くの人が成果を書きながら、数字で裏付けをしていません。

よくある表現は次のようなものです。

  • 新規開拓に注力
  • 売上向上に貢献
  • 顧客満足度向上に取り組んだ

仕事への姿勢は伝わりますが、採用担当者は次が知りたいのです。

  • どれくらい伸びたのか
  • どんな方法で成果を出したのか
  • 再現性があるのか

つまり営業職では、数字のない職務経歴書は強みが半分しか伝わらないと言えます。

ここからは、営業の成果を数字で読みやすくまとめるポイントと、実際に使える例文・事例を紹介します。


採用担当者が見ているポイントはシンプル

営業の経歴は、次の3点が整理されていれば評価されます。

成果が数字で書かれているか

営業は成果が数字で可視化できる仕事です。
数字が入っていないと、本当のすごさが伝わりません。

成果の理由(プロセス)が書かれているか

「結果だけ」では、

  • 運なのか
  • 実力なのか

の判断ができません。
成果につながった工夫が書かれていることで説得力が増します。

規模感が分かるか

「売上1,000万円改善」と書かれていても、

  • 年商2,000万円の事業
  • 年商100億の事業

では意味が全く違います。
担当案件規模や市場背景が分かると、評価されやすくなります。


数字なしの表現と、数字ありの表現(比較)

まずは、よくある抽象表現と、数字によって説得力が出る表現を比較してみます。

抽象表現(NG)

  • 新規営業を強化し売上に貢献

数字入り(評価が上がる)

  • 新規営業の強化により担当エリア売上を前期比120%(2.4億→2.88億)へ拡大

たったこれだけで情報量が数倍になります。


抽象表現(NG)

  • 顧客満足度向上に取り組んだ

数字入り(評価が上がる)

  • 顧客ヒアリングを実施し改善提案を強化。継続率を89%→96%へ改善

採用担当者は「成果を説明できるか」を見ています。


営業で使える数字はたくさんある

数字というと売上だけを想像しがちですが、数字にできる成果は多岐にわたります。

売上・利益

  • 個人売上
  • 前年比
  • 粗利
  • 利益率改善

顧客データ

  • 新規獲得数
  • 継続率
  • 解約率
  • 担当社数
  • リピート率

行動量

  • 商談件数
  • 訪問件数
  • コール数
  • セミナー開催数

改善効果

  • 案件管理を徹底→案件漏れゼロ
  • 資料改善→説明時間60分→30分
  • フロー整理→受注率15%向上

売上だけでなく、改善・行動・仕組み化も立派な成果です。


成果が読みやすくなるテンプレート

成果を書くときは、次の流れに沿うと読みやすくまとまります。

▼4ステップ

① 課題
② 取り組み
③ 工夫・理由
④ 結果(数字)

たとえば――

  • 担当エリアの売上が停滞
  • 顧客課題ヒアリングを実施
  • 課題別に提案パッケージ化
  • 受注率18%→32%へ改善

この流れを意識するだけで印象が大きく変わります。


事例①:法人営業

担当領域

製造・流通業中心/中堅~大手60社を担当

課題

既存顧客の売上が横ばい

取り組み

  • 主要顧客20社へヒアリング
  • 提案内容を「コスト削減」「歩留まり改善」などに整理
  • 成果事例資料を制作
  • 技術部門と同行提案を強化

結果

  • 受注率 19%→34%
  • 既存売上 1.8億→2.6億(前年比144%)
  • 粗利率 12%→18%

数字があることで成果の規模が一瞬で伝わります。


事例②:新規開拓型の営業

担当領域

中小企業向けIT導入支援/新規開拓担当

課題

属人的営業が多く、成果に再現性がなかった

取り組み

  • 商談フローを標準化
  • 業種別トークを整備
  • ホワイトペーパー制作
  • 成功パターンを共有

結果

  • 月間商談 28件→65件
  • 受注率 11%→21%
  • 部署全体の新規売上 前期比173%
  • 2期連続 MVP受賞

「成果を仕組み化できる営業」であることが伝わります。


数字が少ない人でも書ける

数字が少ない場合は次を使いましょう。

行動量

  • 月120件訪問(部内1位)
  • 週5件以上新規商談

努力は数字にすれば実績になります。

改善のビフォー/アフター

  • 営業資料を刷新→説明時間60分→30分
  • 案件管理徹底→漏れゼロ

小さな改善でも評価対象です。

社内制度を利用

  • 達成率
  • 表彰
  • ランキング

客観的な判断基準は採用側に響きます。


読みやすい職務経歴書の構成

営業職の場合、次の流れが読みやすく伝わります。

1)担当業務
2)担当顧客・市場・売上規模
3)課題
4)取り組み
5)成果(数字)
6)そこから得た学び

採用担当者が知りたい情報を、読みやすい順に並べた形です。


まとめ:営業の職務経歴書は「数字」で差がつく

営業職の応募書類で評価される人は――

  • 抽象ではなく数字で語っている
  • 結果だけでなく取り組みが分かる
  • 規模・背景が明確
  • 行動や改善も数字で説明できる

採用担当者は大量の書類を読んでいます。
数字のない経歴は、読み込まれる前に埋もれます。

逆に、数字を添えて整理された経歴は、年齢や経験に関係なく強い説得力を持ちます。

職務経歴書は、営業報告書と同じです。
数字で説明できる人は、確実に通過率が上がります。


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