IT業界営業職への転職ガイド|未経験でもチャンスをつかむ方法と成功事例

2025.10.14
コラム

はじめに|今、IT業界の営業職が熱い理由

今、あらゆる業界で「IT化」や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が進んでいます。
その中心にあるのが、IT業界です。AI・クラウド・データ活用など、企業の課題解決を支える技術が次々と生まれ、営業職の需要も急増中です。

特に「営業×ITスキル」を持つ人材はどの企業からも引っ張りだこ。
しかも、IT営業は未経験からでも挑戦しやすく、結果を出せば高収入・キャリアアップも十分狙えます。

ただ、「専門知識がないと難しそう…」と感じる人も多いはず。
そこで今回は、未経験からでもIT業界の営業職に転職できる方法を、実際の成功事例を交えてわかりやすく解説します。


1. IT業界の営業ってどんな仕事?

まずは、IT業界の営業職がどんなことをしているのかを整理してみましょう。

主な仕事内容

  • 法人営業(BtoB):企業にIT製品やサービスを提案する。
     例)クラウド、ソフトウェア、システム開発、ネットワーク構築など。
  • インサイドセールス:電話やメール、オンライン商談で見込み客をつくる。
  • カスタマーサクセス:契約後の顧客フォローや活用支援を行う。
  • パートナー営業:代理店や販売パートナーと協力して販売網を広げる。

つまり、IT営業は「モノを売る」よりも「課題を解決する営業」。
お客様の悩みを聞き、最適なITサービスを提案するコンサル型営業が主流です。


2. 未経験でも採用される理由

「ITのことは詳しくない…」という人でも大丈夫。
実は今、営業経験を持つ人材を求めているIT企業が急増しています。理由は3つあります。

① IT企業は営業人材が不足している

多くのIT企業では、エンジニアは豊富でも営業担当が足りません。
技術力はあるのに「どう売るか」が課題になっているため、営業スキルを持つ人が重宝されるのです。

② IT知識は入社後に学べる

ITの基礎知識は、入社後の研修やOJTで十分身につきます。
最近はYouTubeやChatGPTなどで簡単に学べる環境も整っているため、“学ぶ姿勢”さえあれば問題なしです。

市場が拡大し続けている

DX化・クラウド化の波は止まらず、常に新しいサービスが登場しています。
未経験者でも挑戦できるポジションが多く、早期に結果を出しやすい業界です。


3. IT営業の種類を知ろう

IT営業といっても、仕事内容や関わるお客様によってタイプが分かれます。

タイプ主な仕事内容向いている人
SES営業エンジニアを企業に派遣・紹介する営業人材営業や調整が得意な人
ソフトウェア営業SaaSやパッケージ製品を販売ロジカルに説明できる人
SI営業システム開発プロジェクトの提案コンサル型営業に興味がある人
ITコンサル営業DX支援や経営課題の解決提案高付加価値の営業を目指す人

同じ「IT営業」でも、業務内容や求められるスキルが違います。
まずは自分の得意分野に合うタイプを選ぶのが成功の第一歩です。


4. 未経験からの転職成功事例

事例①:通信機器営業 → クラウドサービス企業へ

(30代前半・男性)

前職では通信機器の法人営業を担当。価格競争に疲れ、将来性のあるIT業界に転職を決意。
クラウドサービス企業の「インサイドセールス職」に未経験で入社しました。

最初はクラウドの基礎もわからず苦労しましたが、半年後にはリード獲得数で社内トップに。
お客様の話をしっかり聞く「ヒアリング力」が強みとなり、現在は外勤営業に昇格。
年収は前職の1.5倍にアップしました。


事例②:アパレル販売員 → SaaS企業へ

(20代後半・女性)

人と話すのが好きで販売職をしていましたが、コロナ禍で将来に不安を感じ転職を決意。
SaaS企業のカスタマーサクセス職に採用されました。

入社後は顧客サポートを担当し、丁寧な対応力が評価されて提案営業にも挑戦。
1年後にはチームリーダーに昇進し、接客経験が営業に活きた好例となりました。


このように、IT未経験でも「営業力」や「コミュニケーション力」があれば十分通用します。
特に「聞く力」と「提案力」はどの業界でも共通の武器です。


5. 転職活動で意識すべき3つのポイント

転職理由は“前向き”に

「将来性のある業界で挑戦したい」だけでは弱いです。
採用担当者が納得するのは、

「顧客課題をより深く解決できる営業を目指したい」
といった目的意識のある理由です。


② ITの基礎を軽く押さえておく

以下の用語は、面接前に理解しておくと安心です。

  • クラウド(SaaS/IaaS/PaaS)
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)
  • CRM/SFA(営業支援ツール)
  • セキュリティやネットワークの基礎

「全て完璧に理解」する必要はありません。
知っている”という意識の差が印象を大きく変えます。


転職エージェントを活用する

IT業界に強い転職エージェントを使えば、
未経験OKの求人や、スキルに合ったポジションを紹介してもらえます。
面接対策や年収交渉までサポートしてくれるので、効率的に転職活動が進められます。


6. 面接で好印象を与えるコツ

顧客理解力をアピール

IT営業は「お客様の課題をどう理解するか」がカギ。
過去の営業経験から、「どんな課題を聞き出し、どう解決したか」を具体的に話しましょう。

成果を数字で示す

「前年比120%達成」「月10件の新規契約」など、数字を交えることで説得力が倍増します。

学ぶ姿勢を伝える

「現在、IT資格を勉強中です」「業界ニュースを毎日チェックしています」
といった姿勢は、未経験者にとって最大のアピールポイントです。


7. 転職後のキャリアパス

IT営業職で経験を積むと、次のようなキャリアが広がります。

  • 営業マネージャー/リーダー職
  • 営業企画・マーケティング職
  • カスタマーサクセス・アカウントマネージャー
  • ITコンサルタント
  • 独立・フリーランス営業支援

成果次第では、20代で年収700万円以上も可能。
また、リモート営業など柔軟な働き方ができる点もIT業界の大きな魅力です。


8. まとめ|“売る営業”から“支える営業”へ

IT業界の営業職は、「モノを売る営業」から「課題を解決する営業」へと変化しています。
これまでの営業経験、コミュニケーション力、傾聴力はすべて武器になります。

技術は入社後にいくらでも学べます。
大切なのは、お客様の課題を解決したいという姿勢

未経験からでも、IT業界でキャリアを築くチャンスは必ずあります。
今こそ、“成長産業で自分の営業力を活かす一歩”を踏み出してみましょう。


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