
子育て中でも営業職に転職!3つの実例とその共通点とは?

業職として働きながら、育児もこなす毎日。
「商談の時間と保育園のお迎えがかぶる」「突発的な子どもの病気でアポイントを調整」など、想像以上に両立は大変です。
とくに営業職は、外回りや残業、数字へのプレッシャーが大きく、子育てとのバランスに悩む方が多いのが現実です。
今回は、実際に子育てをしながら転職を成功させた営業職の方々の事例を3つご紹介します。どんな風にキャリアを切り開いたのか?共通点や、成功のヒントもあわせてお届けします。
【事例1】外資系営業から、在宅・時短OKのIT企業へ転職(Aさん・35歳)
Before
- 職種:外資系メーカーのフィールドセールス
- 家庭状況:夫+3歳の息子
転職理由
復職後、長時間の出張や顧客訪問が多く、時短勤務では成果が出しにくいと感じるように。
「子育てしながら、今の働き方は限界」と感じ、転職を決意。
After
- 転職先:SaaS系ベンチャーのインサイドセールス
- 働き方:フルリモート、時短勤務OK、ノルマなし
ポイント
- 対面営業からオンライン営業(インサイドセールス)へシフト
- 面接時に「保育園の送迎がある」「在宅勤務希望」と明確に伝えたことで、ミスマッチを回避
- 時間と場所に縛られない柔軟な働き方を実現
「子どもとの時間を犠牲にしなくてよくなり、心に余裕が持てました」
【事例2】法人営業から、人材紹介のキャリアアドバイザーへ(Bさん・32歳)
Before
- 職種:不動産業界の法人営業
- 家庭状況:妻+2歳の娘
転職理由
土日出勤・夜のアポが多く、育児の負担が妻に偏ってしまう。
「もっと子どもの成長に関わりたい」と思い、転職を決意。
After
- 転職先:大手人材紹介会社のキャリアアドバイザー
- 働き方:土日祝休み、残業少なめ、育児への理解がある社風
ポイント
- 営業経験を「人との信頼関係を築く力」として活かせる職種へ
- 面接では「家族との時間を大切にしたい」と正直に伝える
- 同じように育児中の男性社員が多く、働きやすい環境
「子どもとの時間も増えて、夫婦の会話も増えました」
【事例3】保険営業から、リモートOKのカスタマーサクセス職へ(Cさん・38歳)
Before
- 職種:保険会社の個人営業
- 家庭状況:夫+6歳と1歳の子ども
転職理由
夕方や週末の訪問営業が難しくなり、ノルマのプレッシャーにも疲弊。
「家でも仕事でも笑顔でいたい」と思い、転職活動をスタート。
After
- 転職先:FinTech企業のカスタマーサクセス職
- 働き方:完全在宅勤務、定時退社、ノルマなし
ポイント
- 顧客対応のスキルを「サポート職」で活用
- 「子育て中=時間制限あり」ではなく、「限られた時間で成果を出せる」とポジティブにアピール
- 時間的にも精神的にも余裕が生まれた
「ノルマから解放されて、本来の自分を取り戻せました」
転職成功者に共通していた5つのポイント
3名の事例から見えてきた、子育て中の営業職が転職を成功させるための共通点は、次の5つです。
1. 営業スキルは、どこでも通用する!
提案力・ヒアリング力・信頼関係構築力。
これらは営業だけでなく、サポート職や人材系などでも高く評価されます。
2. 「柔軟な働き方」ができる職場を選ぶ
時短、フレックス、在宅勤務など、子育てと両立しやすい制度を導入している会社が増えています。制度が「形だけ」ではなく、実際に活用されているかも要チェック!
3. 「育児中」であることを正直に伝える
面接で育児状況を隠す必要はありません。
むしろ、企業の理解度や柔軟性を見極めるチャンスにもなります。
4. 転職エージェントを活用する
「子育てに理解のある企業」「在宅OKの求人」などを紹介してもらえるだけでなく、面接対策や条件交渉のサポートも。
特にワーキングママ・パパ向けのエージェントを活用すると効率的です。
5. 完璧を求めない柔軟な気持ち
理想の働き方や環境は、最初からすべて揃わないことも。
「今の生活に合ったベターな選択」を積み重ねることが、結果的に長く働ける道につながります。
まとめ|子育ても仕事も、両方大事にできる働き方を
営業経験は、どんな業界・職種でも活かせる「強み」です。
そして、子育て中であることも立派な“スキル”。限られた時間で動く力、優先順位をつける力、柔軟に対応する力――すべてが仕事でも活きてきます。
大切なのは、「何を大切にしたいか」を自分で決めること。
そして、自分の希望をあきらめずに伝えること。
転職は人生の大きなターニングポイントですが、勇気を持って一歩踏み出した先に、あなたらしい働き方がきっと見つかります。