
営業職面接で落ちやすい人の共通点とは?

営業職は「未経験でも挑戦できる」一方で、「成果が数字で評価される」シビアな職種です。
そのため、面接では意欲や人柄だけでなく「結果を出せる人かどうか」が厳しく見られます。
今回は営業職の面接で不合格になりやすい人の特徴を、事例とともに解説します。
1. 実績を数字で語れない
営業は成果が数字で表れる仕事です。抽象的なアピールは響きません。
NG例
- 「信頼されていました」
- 「一生懸命やっていました」
改善例
- 「新規開拓で年間売上1億円、目標比120%を達成しました」
- 「既存顧客のリピート率を60%から80%に改善しました」
数字を出すことで、成果の再現性を伝えられます。
2. 転職理由がネガティブ
「ノルマがきつかった」「上司と合わなかった」など、ネガティブ理由だけでは印象が悪くなります。
改善例
- 「裁量のある環境で営業力をさらに高めたい」
- 「成果を正当に評価してもらえる場で挑戦したい」
本音に不満があっても、前向きな言葉に置き換えましょう。
3. 一方通行のコミュニケーション
営業は「話す」より「聞く」力が大切。面接で自分の話ばかりしてしまうとマイナス評価です。
改善例
- 質問には結論から答える
- 「詳しくお話ししてもよろしいでしょうか?」と確認を挟む
面接官とのやり取り自体が「営業の実演」だと意識すると良いです。
4. 自信がなさすぎる or 過剰
どちらも評価を下げます。
自信不足の例
- 声が小さい
- 「大した実績ではありませんが…」
自信過剰の例
- 「どこへ行ってもトップを取れます」
- 面接官を遮って発言する
改善例
- 実績は堂々と数字で伝える
- 「御社で成果を出せるよう努力したい」と謙虚さも添える
「自信」と「謙虚さ」のバランスが重要です。
5. 企業研究不足
商品やサービスを理解せずに応募している人はすぐ見抜かれます。
NG例
- 「御社のことはよく分かりませんが、営業がやりたいです」
改善例
- 「御社の◯◯事業に将来性を感じ、営業に携わりたい」
- 「競合と比較して◯◯の点が優れていると感じています」
具体的な発言が、熱意の証拠になります。
6. 成長意欲が見えない
変化の激しい営業職では、学び続ける姿勢が必須です。
NG例
- 「研修で教えてもらえれば頑張ります」
- 「資格取得は特に考えていません」
改善例
- 「営業書籍や講座で学び始めています」
- 「宅建やFPを取得して提案の幅を広げたい」
主体的な姿勢を示すだけで評価は大きく変わります。
まとめ
営業職の面接で落ちやすい人の特徴は次の6つです。
- 実績を数字で語れない
- 転職理由がネガティブ
- 一方通行のコミュニケーション
- 自信がなさすぎる / 自信過剰
- 企業研究不足
- 成長意欲が感じられない
営業面接では、数字で裏付けた成果・前向きな転職理由・学ぶ姿勢を示すことが成功のカギです。
経歴が完璧でなくても、「課題をどう乗り越えてきたか」「これからどう成長したいか」を語れる人が採用されています。