
営業職の職務経歴書は「成績」で勝負!|実例で学ぶ書き方のコツ

営業職は求人が多い一方で、応募者も多くライバルの多い職種です。
だからこそ職務経歴書では、「どんな成果を出したのか」をしっかり伝える必要があります。
特に採用担当者が知りたいのは、あなたが「数字で成果を出せる営業パーソンかどうか」。
この記事では、成績をうまくアピールできる職務経歴書の実例を紹介します。
1. 営業職の職務経歴書で大事なポイント
営業の職務経歴書で評価されるのは次の3つです。
- 数字で示せる成果
(売上、達成率、新規顧客数など) - 成果につながった取り組みや工夫
(営業手法や行動量など) - チームや会社への貢献
(後輩育成、改善提案、表彰歴など)
つまり「成果 → その理由 → 再現性」を伝えることがポイントです。
2. 成績は必ず「数字」で伝える
営業職の職務経歴書では数字が一番の説得力になります。
- 悪い例:「新規顧客を多数獲得し、売上を伸ばした。」
- 良い例:「年間新規顧客120社を開拓し、前年比150%の売上成長を達成。」
同じことを言っていても、数字を入れるだけでインパクトが違います。
よく使える数字の例
- 年間売上高(〇億円、前年比〇%アップ)
- 目標達成率(常に120%以上)
- 新規契約件数、リピート率
- 受注単価の上昇率
- 営業ランキングや表彰歴
3. 職務経歴書の基本の流れ
営業職の職務経歴書は、次の順番にまとめるとわかりやすいです。
- 職務要約(経験年数や得意分野を短く紹介)
- 職務経歴(会社ごとの業務内容と成果)
- 実績のアピール(数字入りの成果を具体的に)
- 活かせるスキル(営業手法や提案力など)
- 自己PR(強みやキャリアの方向性)
4. 実例①:法人営業の場合
職務要約
BtoBの営業を10年間経験。ITソリューションを中心に新規開拓と既存顧客の深耕を両立。常に目標を上回る成果を達成。
職務経歴
株式会社〇〇(2015年~2023年)
- 中堅企業向けにクラウドサービスを提案
- 新規顧客の開拓(テレアポ・展示会・紹介)
- 契約から導入、アフターフォローまで一貫対応
実績
- 年間売上3億円(目標達成率150%、営業部トップ)
- 新規契約35社(前年比+40%)
- 大手企業との契約で年間5,000万円を貢献
- 社内MVPを2回受賞
5. 実例②:個人向け営業の場合
職務要約
保険営業を7年間担当。ライフプラン提案型の営業で、毎年トップクラスの成績を維持。紹介営業にも強み。
職務経歴
△△生命保険(2016年~2023年)
- 個人顧客への保険提案・契約・アフターフォロー
- セミナーや紹介営業を活用し新規顧客を獲得
実績
- 年間契約120件(支社1位、全国上位5%)
- 継続率95%(業界平均以上)
- 契約の30%を顧客紹介から獲得
- 社長賞を3年連続で受賞
6. 実例③:マネジメント経験をアピールする場合
リーダー経験を持っている人は、チーム全体の成果を入れると効果的です。
- 営業チーム10名をマネジメント
- 目標設定・進捗管理・営業研修を担当
- チーム売上前年比120%(15億円 → 18億円)
- 部下2名を社内表彰レベルの営業に育成
7. 成績をアピールする書き方のコツ
- 数字を必ず入れる
- 前年比や順位で比較を示す
- 成功の背景を一言加える
- 成果→工夫→再現性の流れで書く
- 箇条書きで簡潔に
8. 採用担当者が響くと感じるポイント
- 毎年安定して成果を出していること
- 大型案件や新規開拓での成功事例
- 顧客満足度や継続率など、関係構築力の証明
- チームマネジメント経験
これらがあると「面接で会ってみたい」と思ってもらえます。
まとめ
営業職の職務経歴書は、成績を数字でアピールすることが最重要です。
- 売上や達成率などの具体的な数字
- 成果を生んだ工夫や営業スタイル
- チームへの貢献や表彰歴
この3点を盛り込めば、採用担当者に「即戦力」と感じてもらえる職務経歴書になります。
自分の成果を数字で堂々と示し、転職を有利に進めましょう。