営業職の職務経歴書は「成績」で勝負!|実例で学ぶ書き方のコツ

2025.8.31
コラム

営業職は求人が多い一方で、応募者も多くライバルの多い職種です。
だからこそ職務経歴書では、「どんな成果を出したのか」をしっかり伝える必要があります。

特に採用担当者が知りたいのは、あなたが「数字で成果を出せる営業パーソンかどうか」。
この記事では、成績をうまくアピールできる職務経歴書の実例を紹介します。


1. 営業職の職務経歴書で大事なポイント

営業の職務経歴書で評価されるのは次の3つです。

  • 数字で示せる成果
    (売上、達成率、新規顧客数など)
  • 成果につながった取り組みや工夫
    (営業手法や行動量など)
  • チームや会社への貢献
    (後輩育成、改善提案、表彰歴など)

つまり「成果 → その理由 → 再現性」を伝えることがポイントです。


2. 成績は必ず「数字」で伝える

営業職の職務経歴書では数字が一番の説得力になります。

  • 悪い例:「新規顧客を多数獲得し、売上を伸ばした。」
  • 良い例:「年間新規顧客120社を開拓し、前年比150%の売上成長を達成。」

同じことを言っていても、数字を入れるだけでインパクトが違います。

よく使える数字の例

  • 年間売上高(〇億円、前年比〇%アップ)
  • 目標達成率(常に120%以上)
  • 新規契約件数、リピート率
  • 受注単価の上昇率
  • 営業ランキングや表彰歴

3. 職務経歴書の基本の流れ

営業職の職務経歴書は、次の順番にまとめるとわかりやすいです。

  1. 職務要約(経験年数や得意分野を短く紹介)
  2. 職務経歴(会社ごとの業務内容と成果)
  3. 実績のアピール(数字入りの成果を具体的に)
  4. 活かせるスキル(営業手法や提案力など)
  5. 自己PR(強みやキャリアの方向性)

4. 実例①:法人営業の場合

職務要約

BtoBの営業を10年間経験。ITソリューションを中心に新規開拓と既存顧客の深耕を両立。常に目標を上回る成果を達成。

職務経歴

株式会社〇〇(2015年~2023年)

  • 中堅企業向けにクラウドサービスを提案
  • 新規顧客の開拓(テレアポ・展示会・紹介)
  • 契約から導入、アフターフォローまで一貫対応

実績

  • 年間売上3億円(目標達成率150%、営業部トップ)
  • 新規契約35社(前年比+40%)
  • 大手企業との契約で年間5,000万円を貢献
  • 社内MVPを2回受賞

5. 実例②:個人向け営業の場合

職務要約

保険営業を7年間担当。ライフプラン提案型の営業で、毎年トップクラスの成績を維持。紹介営業にも強み。

職務経歴

△△生命保険(2016年~2023年)

  • 個人顧客への保険提案・契約・アフターフォロー
  • セミナーや紹介営業を活用し新規顧客を獲得

実績

  • 年間契約120件(支社1位、全国上位5%)
  • 継続率95%(業界平均以上)
  • 契約の30%を顧客紹介から獲得
  • 社長賞を3年連続で受賞

6. 実例③:マネジメント経験をアピールする場合

リーダー経験を持っている人は、チーム全体の成果を入れると効果的です。

  • 営業チーム10名をマネジメント
  • 目標設定・進捗管理・営業研修を担当
  • チーム売上前年比120%(15億円 → 18億円)
  • 部下2名を社内表彰レベルの営業に育成

7. 成績をアピールする書き方のコツ

  • 数字を必ず入れる
  • 前年比や順位で比較を示す
  • 成功の背景を一言加える
  • 成果→工夫→再現性の流れで書く
  • 箇条書きで簡潔に

8. 採用担当者が響くと感じるポイント

  • 毎年安定して成果を出していること
  • 大型案件や新規開拓での成功事例
  • 顧客満足度や継続率など、関係構築力の証明
  • チームマネジメント経験

これらがあると「面接で会ってみたい」と思ってもらえます。


まとめ

営業職の職務経歴書は、成績を数字でアピールすることが最重要です。

  • 売上や達成率などの具体的な数字
  • 成果を生んだ工夫や営業スタイル
  • チームへの貢献や表彰歴

この3点を盛り込めば、採用担当者に「即戦力」と感じてもらえる職務経歴書になります。

自分の成果を数字で堂々と示し、転職を有利に進めましょう。


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