【職安(ハローワーク)は使える?】転職活動でのメリット・デメリットと成功事例

2025.7.30
コラム

「転職したいけど、どこに相談すればいい?」「ハローワークって本当に役立つの?」

そんな疑問を持っている方へ。
今回は、職安(ハローワーク)を使った転職活動のリアルを、実際の事例やメリット・デメリットとあわせてご紹介します。

民間の転職サイトやエージェントに比べて、やや地味な印象のあるハローワーク。でも、使い方によっては大きな力になってくれるんです。


1. ハローワークってどんなところ?

ハローワーク(正式名称:公共職業安定所)は、国(厚生労働省)が運営している、無料の就職支援サービスです。

求人の紹介だけでなく、キャリア相談、履歴書の添削、面接対策、職業訓練、さらには失業給付の手続きまでサポートしてくれます。

年齢や職歴、住んでいる地域に関係なく、誰でも利用できるのが大きな特徴です。


2. 実際にあった!ハローワーク活用の成功事例

● 50代男性、地元企業で再スタート

建設会社を早期退職したAさん(54歳)は、民間の転職エージェントでは「年齢」を理由に求人がなかなか見つかりませんでした。
そんなときハローワークに相談すると、地元の中小建設会社での管理職求人を紹介され、2か月後には再就職が決まりました。

ポイント:
ハローワークには、年齢を問わず応募できる地元密着の求人が豊富!


子育てから復帰した40代女性、正社員に

育児を終えて再就職を考えたBさん(40代)は、ハローワーク内の「マザーズコーナー」で相談。履歴書の添削や面接練習も受けながら、事務職の正社員として採用されました。

ポイント:
子育て世代への支援が充実していて、時間に配慮した求人も多くあります。


3. ハローワークを使うメリット

地域密着の求人が多い

ハローワークは、地元の中小企業や個人事業主など、求人サイトに載っていない企業ともつながっています。「地元で働きたい」人には特におすすめです。

すべて無料で利用できる

相談、書類の添削、面接対策、職業訓練の紹介など、すべて無料
金銭的な心配があるときでも安心して利用できます。

サポートが幅広い

就職氷河期世代、中高年、障害のある方、子育て中の方など、それぞれに合った専門窓口があります。個別にサポートしてもらえるのは大きな安心材料です。

手当や制度の相談もできる

失業給付や再就職手当、職業訓練受講給付金など、金銭面の支援制度も一括で相談できるのがハローワークの強みです。


4. デメリットもある?気をつけたいポイント

求人の質にバラつきがある

ハローワークは求人掲載が無料なため、条件があいまいだったり、ブラック企業が紛れていることも…。
応募前に企業の口コミや評判を調べることを忘れずに!

スピード感がややゆっくり

エージェントと違い、求人紹介や連絡のスピードは少し遅め。
自分から積極的に動く姿勢が大事です。

担当者の対応に差がある

相談員の質にはバラつきがあります。「ちょっと合わないな…」と思ったら、担当を変更してもらうのもアリです。


5. ハローワークをうまく使うコツ

希望条件をしっかり伝える

「どこで・何の仕事を・どのくらいの条件で働きたいか」を具体的に整理しておくと、紹介の精度がアップします。

他の手段と組み合わせる

ハローワークだけに頼らず、転職サイトやエージェントも併用すると、可能性がグッと広がります。

定期的に通う

何度も足を運ぶうちに、相談員に覚えてもらえたり、優先的に求人を紹介してもらえることも。

企業の口コミをチェック

求人票の情報だけでは分からない部分もあります。転職会議やOpenWorkなどの口コミサイトを参考に、企業の内情を確認しましょう。


6. ハローワークはこんな人におすすめ!

  • 地元で働きたい人
  • 転職回数が多くて不利に感じている人
  • 子育て・介護・ブランク明けで再スタートしたい人
  • 中高年・就職氷河期世代で悩んでいる人
  • 履歴書や面接に自信がない人

7. まとめ:職安は「選択肢のひとつ」として上手に使おう

ハローワークは、「最後の手段」ではありません。
条件に合えば、転職成功への近道になることも多いです。

もちろん、すべての求人が理想通りというわけではありませんが、使い方を工夫すればしっかり役立ってくれます。
民間サービスと組み合わせながら、ハローワークを“上手に”活用して、あなたにぴったりの仕事を見つけてください。


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