「評価されない」と感じたときの立ち直り方

2025.7.20
コラム

〜自己肯定感を取り戻す5つのヒント〜


はじめに:「こんなに頑張っているのに…」

「ちゃんと成果を出してるのに、評価されない」
「同僚が昇進して、自分だけ取り残された気がする」
「“よくやってる”とは言われるけど、昇給も昇進もない」

そんなふうに思ったこと、ありませんか?

まじめに働いていても報われない。誰にも認められない。
そんな状況が続くと、やる気がどんどん削がれてしまいますよね。

今回は「評価されない」と感じたときに、どうやって心を立て直すか。
実際の事例と一緒に、前向きになれる5つの考え方をご紹介します。


【事例】成果を出しても評価されなかったAさん

Aさんは30代の営業職。
新規顧客の開拓が得意で、前年比120%の成果を出していました。

でも、昇進したのは別の同僚のBさん。
Bさんは特に目立った成果はなかったものの、上司とよく話すタイプ。

Aさんはこう思いました。
「結局、評価されるのは成果より“好かれるかどうか”なんだ…」

それから少しずつやる気を失い、出社時間もギリギリに。
会議でも発言が減り、成績も下がってしまいました。

結果、評価はさらに悪くなるという悪循環に陥ったのです。


なぜ評価されないと感じるのか?

「評価されない」と感じてしまう理由には、いくつかの共通点があります。

頑張りが見えていない

営業数字や完成物のように目に見える結果は評価されやすいですが、
裏方の仕事やチーム支援などは伝わりづらく、軽く見られがちです。

評価の基準があいまい

会社によって評価のポイントは異なります。
「数字重視」だと思っていたら、「社内調整力」が重要だった…なんてことも。

周りと比べてしまう

同期が昇進したり、後輩の評価が高かったり。
つい他人と比べて、自分の評価が不当に思えてしまいます。


評価されないときの立ち直り方【5つのヒント】

自分の強みをもう一度見直す

誰にも評価されていないように感じても、
あなたには必ず「できること」「得意なこと」があります。

Aさんにも、営業力・資料作成・信頼関係づくりなどの強みがありました。
でも、それに自分で気づいていなかったのです。

実践ヒント:

  • 「ありがとう」と言われた場面を3つ思い出す
  • 自分にとって当たり前のことが、他人にとっては貴重なことかもしれません

評価=価値、ではないと考える

評価とは、あくまで“その組織の中での判断”にすぎません。

あなたの価値そのものを否定しているわけではありません。
ただ、今いる場所の評価軸とあなたの強みがズレているだけかもしれません。

実践ヒント:

  • 「自分はどう評価されたいか?」を考えてみる
  • 「この会社で評価されるには何が必要か?」を客観的に整理する

フィードバックを自分からもらいに行く

評価が低いと感じたときこそ、上司に確認してみましょう。
「どこを改善すれば、次は評価されるか」を聞くことは、前向きな行動です。

意外と、上司はあなたの不満に気づいていないことも多いものです。

実践ヒント:

  • 「今後の成長のためにアドバイスをいただけますか?」と素直に聞く
  • 感情的にならず、受け入れる姿勢を見せることがポイントです

環境が合っていない可能性もある

何度努力しても認められないなら、
それは「あなたがダメ」なのではなく、「今の環境が合っていない」のかもしれません。

Aさんも、転職後にマネージャーに昇進し、ようやく評価されるようになりました。

実践ヒント:

  • 社内異動、キャリアチェンジ、転職も視野に入れてみましょう
  • 転職活動を通じて、他の会社からの“客観的な評価”を得るのもおすすめです

「誰のために」働いているのかを見直す

評価に振り回されて苦しくなるのは、
「上司に好かれたい」「誰よりも上に行きたい」といった“他人軸”で働いているから。

それよりも「自分がどう在りたいか」「何を成し遂げたいか」に意識を向けてみましょう。

実践ヒント:

  • 「自分はこの仕事を通して何を叶えたいのか?」を考えてみる
  • 自分軸で働くと、他人の評価に過度に影響されなくなります

立ち直るために大切なこと

評価は“絶対”ではない。
あなたの価値は、あなた自身が決められる。

どれだけ真面目に働いても、すぐに評価されるとは限りません。
でも、評価されない時間を通じてこそ、自分の本当の価値に気づけることもあります。

もし今「評価されていない」と感じているなら、
それはあなたにとってキャリアを見直すチャンスなのかもしれません。


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