
書類選考が通らない…採用担当が本当に見ているポイントとは?

転職活動を始めたけど、なかなか書類が通らない。
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、書類選考の通過率は平均20〜30%ほど。
つまり、10社応募しても7〜8社からは「お見送り」されるのが普通です。
「自分の何が悪いの?」「どうすれば通るの?」
今回は、そんな悩みを解消するために――
採用担当が実際にチェックしているポイントと、
書類で落ちてしまう人の共通点、
通過した人の成功例をご紹介します。
読み終えるころには、書類の通過率がグッと上がるヒントが見つかるはずです。
採用担当が見ているのはこの3つ!
書類選考では、主に次の3つが見られています。
① 経歴の「スジが通っているか」
・職歴がバラバラ
・転職が多い
・空白期間がある
こんな場合、「なぜ?」という疑問が生まれます。
不自然さがあると、面接前に落とされてしまうことも。
ポイントは、「納得できる説明があるかどうか」です。
② 応募した仕事と“合っているか”
どれだけスゴい経歴でも、応募した職種とズレているとNG。
たとえば「接客経験が豊富」でも、事務職に応募すれば「うちでは活かせなさそう」と思われることも。
「この人はウチの仕事で活躍できそうか?」を見られています。
③ 伝え方がわかりやすいか
採用担当は、毎日たくさんの書類を見ています。
その中で印象に残るのは、こんな書類です。
- 文字が見やすい
- 内容が整理されている
- 「この人に会いたい」と思える熱意が伝わる
どれだけ経験があっても、伝え方が悪ければスルーされてしまいます。
書類で落ちる人の“もったいない例”
では、どんな人が書類で落ちてしまうのでしょうか?
よくある3つのパターンをご紹介します。
パターン①:「とりあえず応募」感が出ている
30代・営業職の男性(100社応募して通過5社)
すべての企業に同じ書類を使い回していたため、志望動機が薄く、内容も汎用的。
ある企業からは「うちに興味がないように見えた」と言われたそうです。
▶ 対策:
企業ごとに志望動機とアピールをカスタマイズすること!
パターン②:自己PRがふんわりしすぎ
20代・マーケ希望の女性(通過率10%以下)
「コミュ力に自信があります」「課題解決が得意です」と書いていたが、具体性がなく、印象に残らず不採用に。
▶ 対策:
「どんな場面で」「どう役に立ったか」を具体的に書きましょう。
(例:「SNS運用で半年でフォロワー3倍に」など)
パターン③:職務経歴が“作業報告”になっている
40代・管理部門志望の男性(通過率20%)
「〜を担当」「〜の業務に従事」だけでは、“何ができる人か”が伝わりません。
▶ 対策:
STAR法(背景→課題→行動→結果)を使って成果を伝えましょう。
通過した人の成功パターン
成功例①:異業種でも“スキルの共通点”をアピール
35歳・営業からカスタマーサクセスへ転職成功!
営業で培った「顧客対応力」「課題ヒアリング力」がカスタマーサクセスに活かせると整理し、書類で明確に伝えたところ、3社通過→1社内定。
成功例②:志望動機に“企業研究”が活きた!
29歳・広告代理店から事業会社へ転職成功!
プレスリリースやWebサイトの内容を引用しながら、企業への共感と興味を伝えた結果、「よく調べてる!」と高評価を受けて通過。
書類通過率を上げる5つのポイント
通る書類には“共通の工夫”があります。
1. 求人内容をよく読む
→ 企業が求める人材像に、自分の経験をしっかり合わせよう。
2. 実績は数字で伝える
→ 「売上130%UP」「月10時間の業務削減」など、数字があると説得力アップ!
3. 志望動機はコピペNG
→ 毎回同じ文はバレます。1社ごとにきちんと気持ちを込めましょう。
4. 書類は誰かに見てもらう
→ 誤字脱字や伝わりにくい表現は、他人の目が頼りです。
5. 最後に“前向きな一言”を添える
→ 「面接で詳しくお話しできる機会をいただけましたら幸いです」など、ひとことあると印象が良くなります。
まとめ:書類は“会ってもらうためのチケット”
大事なのは、「自分の経験をどう伝えるか」です。
経歴がすごい人でも、書き方ひとつで落ちてしまいます。
逆に、少し工夫するだけで、あなたの強みはしっかり伝わります。
落ち込むより、見直して、伝え方を変えてみましょう。
あなたの経験は、きっと誰かの求めている力です。
✅ 書類セルフチェックリスト(保存推奨)
- □ 求人内容に合わせた書類になっているか?
- □ 実績に数字が入っているか?
- □ 自己PRが具体的か?
- □ 誤字脱字がないか?
- □「会ってみたい」と思わせる文になっているか?