
無料でできる求人応募数アップ施策5選【採用コスト削減にも】

「求人広告を出しても応募がなかなか集まらない…」
「人材紹介会社の手数料が高くて困っている」
「できるだけお金をかけずに応募を増やしたい」
こんな悩みを持つ中小企業やスタートアップは多いですよね。採用にかかる費用は1人あたり数十万円になることもあり、資金が限られている企業にとっては大きな負担です。
でも、実はお金をかけなくても応募数を増やせる方法はたくさんあります。むしろ「お金をかけないからこそ、知恵と工夫が活きる」やり方もあるんです。
今回は、実際の事例を交えつつ、無料でできる求人応募数アップの施策を5つご紹介します。どれもすぐに実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 自社の採用ページを整える(求人票だけじゃ伝わらない魅力を届けよう)
こんな企業におすすめ
- 応募はあるけどミスマッチが多い
- 自社の良さを十分に伝えきれていないと感じている
具体的な方法
- 会社のホームページに採用専用のページを作る
- 会社のミッションやビジョン、価値観をわかりやすく伝える
- 社員のインタビューや1日のスケジュール、福利厚生を紹介する
- 応募フォームはシンプルに、スマホでも使いやすくする
事例:建設業A社(社員数30名)
求人広告だけでは伝えきれない「会社の雰囲気」を伝えたいと考え、ホームページに採用ページを新設。
- 若手社員2名のインタビュー記事
- 社長のメッセージ動画
- 1日の勤務スケジュール紹介
これらを掲載したところ、応募数は前年の2倍に増加。ミスマッチも減り、定着率もアップしました。
2. Googleしごと検索(Google for Jobs)を活用する
こんな企業におすすめ
- 求人媒体に頼らず自然検索から応募を増やしたい
- 自社サイトに求人情報はあるけどアクセスが少ない
具体的な方法
Googleは独自に求人情報を集めて「Googleしごと検索」として表示しています。これを利用するには、自社サイトに**構造化データ(schema.org)**を設定するだけ。無料でできて、Google検索の表示順位も上がりやすくなります。
事例:運送業B社(社員数15名)
人手不足に悩んでいたB社は、エンジニアに頼んで採用ページに構造化データを実装。
数週間後、「運送 ドライバー 求人 地域名」などの検索でGoogleしごと検索に表示され、毎月5〜8件の応募が安定的に集まるようになりました。求人広告費も大幅に節約できています。
3. 社員のSNS発信を促す(リファラル採用の第一歩)
こんな企業におすすめ
- 社員数は少ないけど社内の雰囲気が良い
- 若手社員が多く、SNSに慣れている
具体的な方法
- InstagramやX(旧Twitter)で仕事の様子や日常を発信してもらう
- 社員の声を画像や動画で紹介(スマホで撮影したものでOK)
- 「#採用情報」「#〇〇で働く」などのハッシュタグを活用
- 社員がシェアしたくなる投稿を意識する
事例:保育園運営C社(保育士30名)
応募が集まらなかったC社で、若手スタッフがInstagramで園内の様子やイベントを発信。何気ない投稿がきっかけで見学希望者が増え、その後の応募にもつながりました。
広告費はかけずに、毎月1〜2名の応募を安定して獲得できています。
4. 無料の求人プラットフォームを活用する
こんな企業におすすめ
- まずは応募者を増やしたい
- 応募がほとんどない状況を変えたい
具体的な方法
以下のような無料で求人掲載できるサービスを使ってみましょう。
サービス名 | 特徴 |
ハローワークインターネットサービス | 公的機関で応募が安定している |
ジモティー求人 | 地域に密着した求人ができる |
求人ボックス(無料プラン) | 月額0円でも掲載できる |
engage(エンゲージ) | Indeedとの連携がスムーズ |
Indeed(無料投稿) | 世界最大の求人検索エンジン |
はじめは使い方に慣れるまで少し手間がかかりますが、慣れれば費用ゼロで応募数を増やせます。
事例:製造業D社(社員数20名)
年間約150万円かけていた求人広告を減らし、無料媒体へシフト。engageを活用して採用ページと連携したところ、広告なしでも月5件以上の応募を安定して集められるようになりました。
5. 知人紹介制度(インセンティブなしでも効果あり)
こんな企業におすすめ
- 社員の定着率が高くて社内の雰囲気が良い
- リファラル採用をまだ試したことがない
具体的な方法
社員に「友人や知人で仕事を探している人がいたら教えてほしい」と気軽に声をかけるだけでもOK。
- 社内チャットや朝礼で紹介を呼びかける
- 成功例を共有してモチベーションを高める
インセンティブがなくても効果は出ます。
事例:ITベンチャーE社(社員数12名)
代表が社員に声をかけて、半年で3人が知人紹介で入社。入社後の定着率も高く、社風に合う人材が集まるようになりました。
無料施策で成功するために大切なことは「続けること」
今回ご紹介した施策は、どれもお金をかけずに始められますが、一度やって終わりでは効果が出にくいのが現実です。
続けることが何より大切。そして続けるためには、日々の仕事の中に「仕組み」として組み込むことがポイントです。
- 採用ページは定期的に内容を見直す
- SNS投稿は週に1本でも続ける
- 社員への紹介依頼は毎月ルーティン化する
こうした工夫で負担を減らしつつ、継続的に成果を出せます。
まとめ:まずはできることから始めてみよう
「お金をかけなければ採用できない」という時代は終わりました。
人とのつながりやリアルな発信を大切にする企業こそ、これからの採用競争で強くなります。
お金よりも工夫と継続が成功のカギ。
まずは小さなことからコツコツ始めてみてください。
きっと共感してくれる人材が自然と集まるようになります。