
40代なのに年収500万円未満…キャリアを見直すべき“サイン”とは?

「こんなはずじゃなかった…」と思っていませんか?
40代に入ると、「そろそろ収入も安定して、家族を養えるくらいにはなっているはず」と考えていた人も多いと思います。
でも、いざ自分の年収を見てみると――500万円にも届かない。毎月の生活はギリギリ。子どもの教育費や老後のことを考えると、不安しかない…。
そんな思いを抱えている40代の方、実は少なくありません。
今回は「年収500万円未満」という現実にモヤモヤしているあなたへ、キャリアを見直すべきサインと、将来を変えるためのヒントを事例つきでご紹介します。
40代の平均年収ってどれくらい?
まずは、ざっくりとした平均を見てみましょう。
- 40代男性の平均年収:約580〜620万円
- 40代女性の平均年収:約340〜390万円(※正社員の場合)
もちろん、働いている地域や業種によって差はあります。でも、もし40代で年収500万円に届いていないとしたら、“平均以下”になっている可能性があります。
さらに、40代はこんな時期でもありますよね。
- 子どもの塾代や学費がどんどん増える
- 住宅ローンの返済が本格化
- 両親の介護が始まるかも
- 老後資金をそろそろ考え始める
つまり、「ただ働くだけ」では乗り切れないフェーズに突入しているんです。
こんな人は要注意!キャリア見直しのサイン5つ
「もしかして自分、見直した方がいい?」と感じた方に、チェックしてほしいポイントがあります。
① 給料がもう何年もほとんど変わっていない
昇給のペースが止まっている、もしくは微増だけ。
それって、今の会社にいる限り「これ以上の収入アップは見込めない」サインかもしれません。
② 管理職やリーダーを任されたことがない
年齢的には中堅どころ。でも後輩の指導やプロジェクトのリーダーを任された経験がない。
それは会社から「将来を託す存在」として見られていない可能性もあります。
③ 会社の将来に希望が持てない
業績はずっと横ばいか下降ぎみ。
それなのに新しいことにチャレンジする気配もなし…。
そんな会社では、自分のキャリアも伸び悩むことが多いです。
④ 専門スキルがないまま年齢だけ重ねている
毎日ルーティン業務ばかり。ふと「自分って、他社でも通用するのかな?」と不安になることありませんか?
“汎用性のあるスキル”が身についていないなら、今からでも遅くありません。
⑤ 「もう転職なんて無理」と決めつけている
「もう40代だし…」と、チャレンジする前から諦めてしまっていませんか?
実は今、40代の転職も活発になってきています。ポイントさえ押さえれば、十分可能なんです。
【実例①】41歳・製造業の男性が、未経験でIT業界に転職
Before:
地方の製造工場で単純作業メインの仕事。年収は480万円。将来の昇給も見込めず、モヤモヤした日々。
After:
IT業界の営業職へ転職成功。年収は580万円にアップ。業務の幅も広がり、リモート勤務も可能に。
やったこと:
- 通勤中にYouTubeやUdemyでIT知識を学習
- 「未経験OK」の求人に的を絞って応募
- 転職エージェントに書類や面接のサポートを依頼
【実例②】43歳・事務職の女性が社労士資格を活かして独立
Before:
中小企業で経理・総務を10年以上担当。年収は470万円ほど。これ以上の収入アップは見込めなかった。
After:
社労士の資格を取得し、独立。副業時代を含めて年収は800万円以上に。子育てと両立しながら自由な働き方を実現。
やったこと:
- 通信講座で勉強をスタート
- 資格取得後、まずは副業で経験を積む
- 顧問契約を複数獲得し、3年目に独立
今からできる「収入アップ3ステップ」
「自分も動いてみようかな」と思った方へ。
まずは、以下のステップを試してみてください。
ステップ①:自分の棚卸しをしてみる
- これまでどんな仕事をしてきた?
- どんなスキル・実績がある?
- どんな働き方を理想としている?
紙に書き出すと、頭の中がスッキリします。
ステップ②:社外の情報を集めてみる
- 転職サイトや副業アプリを覗いてみる
- 他の人のキャリア事例を調べる
- SNSやYouTubeで“学び直し”の情報収集
知らなかった選択肢がたくさんあることに気づけるはずです。
ステップ③:学び直し or 副業で一歩踏み出す
- 資格取得(社労士、簿記、FP、中小企業診断士など)
- ITスキルの習得(Excel、ChatGPT、マーケティングなど)
- 得意なことを活かして副業スタート
「本業+α」の収入源を持つことで、将来の選択肢がグッと増えます。
最後に:キャリアは、いつからでも軌道修正できる
40代で年収が伸び悩んでいると、「もう手遅れなんじゃないか…」と思いがちです。
でも、キャリアに“遅すぎる”はありません。
今、現状にモヤモヤを感じているなら、それは「変わりたい」という気持ちのサイン。
あとは、その思いに正直になって、一歩踏み出すだけです。
未来を変えるのに必要なのは、今日の小さな決断から。
あなたのこれからのキャリアが、より豊かで充実したものになりますように。