【面接後の振り返り、していますか?】

2025.6.06
コラム

〜転職活動を成功に近づける「面接後にやるべきこと」〜


「落ちた原因が分からない…」そんなときにやってほしいこと

転職活動をしていると、

  • 「面接の手応えは悪くなかったのに不採用だった」
  • 「何社受けても通過しない」
  • 「緊張して思うように話せなかった」

そんなふうに落ち込んでしまうこと、ありますよね。
特に、面接が続いて結果が出ないと、「もうダメかもしれない…」と気持ちも沈みがちです。

でも、ちょっと待ってください。
面接のあとにきちんと振り返る習慣があるかどうかで、転職の結果は大きく変わってきます。

この記事では、面接後の「振り返り方」をテーマに、実際の事例も交えながらご紹介していきます。
「受かる人は何を見直しているのか?」を一緒に見ていきましょう。


なぜ“面接後の振り返り”が大切なのか?

面接は一発勝負。
どれだけ準備しても、その場の空気ややり取りで結果が左右されます。

だからこそ、「終わったらそれっきり」ではもったいないんです。

例えば、こんな声をよく聞きます。

「特に失敗した感じはないけど、なぜか落ちた」
「思ったより反応が悪かった気がするけど、理由が分からない」

そんな“もやもや”をそのままにしておくと、次の面接でも同じことを繰り返してしまうかもしれません。

でも、ちゃんと振り返って「何がよくて、何がいまいちだったか」に気づくことで、次回の改善につながります。
面接のたびに“成長できる”人が、最終的に内定を勝ち取っていくんです。


振り返るときのポイント5つ

では、どこをどう振り返ればいいのか?
次の5つの視点で見直すのがおすすめです。


事前準備、ちゃんとできてた?

  • 志望動機や自己PRは明確に用意していた?
  • 企業のこと、ちゃんと調べていた?
  • 想定質問に答える準備は十分だった?

《事例:20代・営業職Aさん》
第一志望の面接でうまく話せず落ちてしまったAさん。よく考えてみたら、企業のHPを軽く読んだだけで、業界のことや事業の深い理解がなかったことに気づきました。
次の面接では、競合や業界ニュースまで調べて臨んだところ、「理解が深いですね」と言われ、無事通過!


話し方、伝え方はどうだった?

  • 回答が長すぎたり、要点がずれていなかった?
  • 話すスピードやトーンは聞き取りやすかった?
  • 面接官の質問の意図をちゃんと捉えられていた?

《事例:30代・人事職Bさん》
Bさんは、自己PRを10分以上話してしまい、途中で面接官の表情が固くなったそう。
次の面接では「2分以内にまとめる」ことを意識し、簡潔で分かりやすい話し方に変えたところ、通過できました。


第一印象、大丈夫だった?

  • 表情が硬くなってなかった?
  • アイコンタクトや姿勢は自然だった?
  • リラックスして受け答えできていた?

《事例:40代・エンジニアCさん》
Cさんは、緊張でずっと伏し目がちに話してしまい、「自信がなさそう」と思われたそう。
その後、練習で表情や姿勢を意識するようにしたら、面接官の反応も変わり、評価がアップ!


想定外の質問、うまく対応できた?

  • ちょっと変化球の質問にも冷静に答えられた?
  • ネガティブな質問にどう対応した?
  • 全体を通じて一貫した話ができた?

《事例:50代・管理職Dさん》
「なぜこの年齢で転職を?」と聞かれて、「リストラされて…」とだけ答えてしまったDさん。
次からは「新しいことにチャレンジしたくて」とポジティブな表現に変更し、好印象に。


逆質問で熱意を伝えられた?

  • 事前に質問を準備していた?
  • 「本気度」が伝わる質問だった?
  • 面接官の答えにちゃんとリアクションした?

《事例:20代・事務職Eさん》
「逆質問ありますか?」と聞かれて「特にありません」と答えてしまったEさん。
次からは「入社後のサポート体制」など、学びたい姿勢を示す質問を準備。会話が弾んで印象アップ!


面接のあとにやっておきたい3つのこと

では、具体的にどんなふうに振り返ればいいのか?
この3つを習慣にしてみてください。


面接メモを取る

面接が終わったら、すぐに記録しましょう。

  • どんな質問が出たか
  • 自分の答えはどうだったか
  • 面接官の反応(うなずいていたか、メモを取っていたか など)

時間がたつと忘れてしまうので、できれば当日中に書き出しておくのがおすすめです。


オンライン面接は録画して見返す

Zoomなどでの面接は、録画できるなら残しておきましょう。
自分の話し方や表情を客観的に見て、「ここ、もう少しゆっくり話した方がよかったな」などが見えてきます。


第三者にアドバイスをもらう

ひとりで振り返るのも大事ですが、エージェントや信頼できる知人に相談するのも効果的です。
自分では気づかないことを指摘してもらえるかもしれません。


「落ちたのは自分のせい」と思いすぎないで

面接がうまくいかなかったとき、「自分が悪かったのかも…」と責めてしまう方も多いですが、全てが自己責任ではありません。

企業の都合や相性、タイミングによっても結果は変わるものです。
だからこそ、「何ができて、何ができなかったか」にしっかり目を向けて、次に活かしていくことが大切です。


まとめ:面接は“経験の積み重ね”で上達する

面接は、振り返って改善していくことでどんどん上達します。

1回ごとに、「今回うまくいったこと・課題だったこと」を見直していけば、
自然と自信がついていき、言葉にも説得力が出てきます。

「うまくいかなかった面接」も、未来へのヒントが詰まった大切な経験
ぜひ、ひとつひとつを大切にして、前向きに進んでいきましょう!


✅チェックリスト:面接のあとに振り返りたいポイント

  • 志望動機・自己PRはスムーズに話せた?
  • 質問の意図を理解して答えられた?
  • 印象・表情・態度に問題はなかった?
  • 逆質問で熱意は伝えられた?
  • 面接全体を通して一貫性があった?

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