
面接で落ちる人の共通点とは?よくある5つの傾向とその対策【事例つき】

転職活動で避けて通れない「面接」。
書類選考は通るのに、なぜか面接で落ちてしまう…そんな悩みを抱えていませんか?
実は、面接で不合格になりやすい人には共通する“傾向”があります。
この記事では、よくある5つの傾向とその原因、そしてすぐに実践できる対策を、実際の事例を交えてわかりやすくご紹介します。
面接の通過率を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
面接で不合格になる理由って?
企業が面接で不採用を決める理由には、次のようなものがあります。
- 企業との相性が合わなそう
- 話がわかりにくかった
- 志望度が低そうに見えた
- 入社後の活躍がイメージできなかった
- 他の候補者と比べて、決め手に欠けた
つまり、スキルや経験の不足というより「伝え方」や「印象」で損をしている人が多いんです。
傾向①:話がふわっとしていて伝わらない
事例
30代の営業職Aさん。実績もあり書類は通るのに、なぜか面接では不合格に。
話を聞いてみると、「課題解決力があります」「提案力が強みです」など、抽象的な表現が多くて、実際にどんな成果を出したかが伝わっていませんでした。
対策
話すときは、「具体的に」「数値を入れて」「どんな行動をしたか」が大切です。
伝え方のコツとしては、「STAR法(状況→課題→行動→結果)」を使うのがおすすめです。
例:「売上が下がっていた顧客に対し、業務課題をヒアリングし、新しい商品を提案。導入後は月5件の受注に繋がり、前年比120%の売上を達成しました。」
傾向②:志望動機が浅くて響かない
事例
20代のBさんは「成長できる環境に惹かれました」と志望動機を語っていました。
でも、それってどの会社にも言える内容ですよね。企業側からすると、「うちじゃなくてもいいのでは?」と感じてしまいます。
対策
「なぜこの会社なのか?」をしっかり伝えることが大事です。
そのためには、企業の特徴や事業内容をしっかり調べて、自分の経験と結びつけて話しましょう。
例:「〇〇ブランドの取り組みに共感しました。前職でSNSマーケティングを担当していたので、ターゲットへの効果的な訴求で貢献できると考えています。」
傾向③:受け身すぎて主体性が感じられない
事例
40代のCさんは「任された仕事はきちんとやってきました」と話していましたが、それだけだと「言われたことしかしない人」という印象になってしまいます。
対策
小さなことでもいいので、「自分から提案したこと」や「改善した経験」を話しましょう。
「こういう課題があった → こう工夫した → こう良くなった」という流れが◎です。
例:「日報の共有がバラバラで困っていたので、簡単なExcelフォーマットを作成。導入後は確認作業が1日30分短縮されました。」
傾向④:表情や話し方が暗く見える
事例
20代のDさんは実際には明るい性格なのに、面接中は表情が硬く、声も小さめ。そのため、「自信なさそう」「コミュニケーションに不安がある」と誤解されていました。
対策
緊張していても、笑顔・アイコンタクト・明るい声を意識するだけで、印象は大きく変わります。
自分がどう見えているか不安な人は、スマホで録画してチェックするのもおすすめです。
傾向⑤:企業研究や質問の準備が甘い
事例
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれ、「特にありません」と答えた30代のEさん。
企業側は「うちに興味ないのかな?」と感じてしまい、不合格に・・・
対策
質問は“熱意を伝えるチャンス”です。
事前に2〜3個は準備しておきましょう。事業内容、職場の雰囲気、キャリアパスなどに関する質問がおすすめです。
例:「新規事業に力を入れていらっしゃるとのことですが、マーケティング部門にはどのような役割が期待されていますか?」
面接の通過率を上げるコツまとめ
以下の5つを意識するだけで、面接の通過率はグッと上がります。
1. 抽象的な話はNG。具体的に語ろう
エピソードには数字・行動・結果を盛り込む。
2. 志望動機は「その会社ならでは」の内容に
会社の特徴を調べて、自分の経験とつなげて話す。
3. 主体的に動いた経験を伝える
どんな小さな改善でもOK。「自分から動いた」がキーワード。
4. 第一印象に気を配る
笑顔・声のトーン・目線を意識するだけで印象アップ。
5. 面接は練習が命
録画チェックや模擬面接で、自分の話し方を客観的に見直す。
おわりに
面接で落ちてしまうのは、能力や経験だけが原因ではありません。
ちょっとした伝え方や印象の違いで、評価は大きく変わります。
「どうしても通過できない…」と感じている方は、今回紹介した5つの傾向と対策を、ぜひ一度見直してみてください。
ほんの少しの工夫で、結果が変わってくるはずです。