40代コンサル業界転職で書類選考に強い職務経歴書の共通点

2026.2.28
コラム

40代でコンサル業界へ挑戦する場合、書類選考の難易度は高くなります。
20代・30代のように「ポテンシャル」だけでは評価されません。求められるのは、明確な即戦力性と再現性です。

では、実際に書類を通過している40代の職務経歴書には、どのような共通点があるのでしょうか。
事例を交えながら解説します。


肩書きではなく「提供価値」で語っている

40代になると、部長や事業責任者などの役職経験を持つ方も多くなります。
しかし評価されるのは肩書きではありません。「何を変え、どんな成果を出したか」です。

通過事例A(製造業・事業部長/45歳)

NG

  • 事業部長として組織を統括
  • 部門マネジメントを担当

OK

  • 売上120億円規模の事業部で原価構造を再設計
  • 製造工程を分析し、リードタイムを18%短縮
  • 営業利益率を5.2%改善

違いは明確です。
「担当業務」ではなく、「課題→施策→成果」まで示している点が評価につながっています。

コンサルに求められるのは、課題特定から成果創出までの一連のプロセス。その思考が伝わるかが重要です。


プロジェクト単位で整理されている

書類通過者の多くは、時系列ではなくプロジェクト単位で経歴を整理しています。

なぜなら、コンサル業界はプロジェクト型の仕事だからです。
採用担当者は「どのテーマを、どのレベルで担えるか」を見ています。

通過事例B(IT企業・経営企画/42歳)

【全社DX推進プロジェクト(18か月)】
・背景:売上停滞、顧客データ未活用
・役割:PM(10名体制)
・施策:業務可視化、KPI再設計、CRM導入
・成果:新規顧客獲得率25%向上

「背景→役割→施策→成果」で整理されているため、再現性が伝わります。
単なる業務羅列との差はここにあります。


課題設定力が伝わっている

40代に特に求められるのが、課題を定義する力です。

若手は与えられたテーマを実行できれば評価されます。
一方、40代には「そもそも何が問題なのか」を見抜く力が求められます。

通過事例C(流通業・営業本部長/47歳)

【新規事業立ち上げ】
・当初課題:売上減少
・再定義:既存顧客依存率80%による収益不安定化
・施策:サブスクリプションモデル導入
・成果:ストック収益比率15%→38%へ向上

課題の「再定義」まで書けている点が評価ポイントです。
本質を見抜ける人材かどうかは、ここで判断されます。


マネジメント経験を“翻訳”できている

40代の強みはマネジメント経験です。
ただし、そのまま書くだけでは評価されません。

重要なのは、コンサルでも通用するスキルに言語化できているかです。

NG

  • 部下30名をマネジメント
  • 人材育成を担当

改善例

  • 未達が続く組織に対し評価制度を再設計
  • KPIを成果指標からプロセス指標へ変更
  • 半年で達成率60%→92%へ改善

「組織変革」「制度設計」「KPI設計」という形に翻訳されていることが重要です。


業界知見を明確な武器にしている

40代転職では、専門性が強みになります。

・製造業改革 → オペレーション改善経験
・ITコンサル → システム導入PM経験
・ヘルスケア特化 → 業界構造理解

書類通過者は、「自分はどの領域で価値を出せるのか」を明確にしています。

通過事例D(医療機器メーカー/44歳)

  • 医療機関100施設との取引経験
  • 診療報酬改定対応プロジェクトを主導
  • 規制を踏まえた価格戦略を策定

「この分野なら即戦力」と言える材料が揃っています。


成果は必ず定量化する

成果は数字で示します。

・売上〇%向上
・コスト△億円削減
・工数□%削減

「大幅に改善」などの曖昧な表現は避け、可能な限り数値で示しましょう。
40代では特に必須です。


志望動機と経歴が一貫している

書類通過者は、志望動機が経歴と自然につながっています。

× 成長したいからコンサルへ
〇 事業再生に10年携わる中で、より多様な企業変革に関わりたいと考えた

過去の経験と未来の志向が一本の線で結ばれているか。
ここも重要な評価ポイントです。


まとめ

40代コンサル転職で書類に強い職務経歴書には、次の共通点があります。

  1. 提供価値ベースで書かれている
  2. プロジェクト単位で整理されている
  3. 課題設定力が伝わる
  4. マネジメント経験を翻訳している
  5. 専門性が明確
  6. 成果が定量化されている
  7. 志望動機と経歴に一貫性がある

40代の転職は、経験量で勝負するものではありません。
経験を「構造化された価値」に変えられるかどうかが分かれ目です。

もし書類で止まっているなら、内容の量ではなく構造を見直してください。
伝え方が変われば、通過率も確実に変わります。

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