40代メーカー管理職が書類選考で評価される職務経歴書の作り方 ――「経験はあるのに通らない」理由は、ここにある
「管理職経験もある」
「部下もマネジメントしてきた」
それでも、書類選考で落ち続ける40代メーカー管理職は少なくありません。
実は採用の現場では、こんな評価が下されがちです。
「経験は長いが、強みが見えない」
「管理職として、何を成し遂げた人なのか分からない」
問題は、経験の量ではありません。
“伝え方”がずれているだけなのです。
この記事では、
40代メーカー管理職が書類選考で正しく評価される職務経歴書の作り方を、
採用側の視点と具体例で解説します。
なぜ40代メーカー管理職の書類は通りにくいのか?
40代管理職の書類選考は、
20代・30代とは見られているポイントが違います。
企業が見ているのは、次の3点です。
- 管理職として、会社に何をもたらしたか
- その成果は、他社でも再現できるか
- 自社で、同じ役割を任せられる人材か
ところが、多くの職務経歴書はこうなっています。
- 部下〇名をマネジメント
- 会議体を運営
- 業務改善を推進
これらは、管理職ならやっていて当然。
評価にはつながりません。
評価される職務経歴書に共通する3つの視点
①「役職」ではなく「会社への貢献」で書く
評価される職務経歴書では、
肩書きの説明に文字数を使いません。
重視されるのは、次のような点です。
- 売上・利益にどう影響したか
- コストや業務構造をどう変えたか
- 組織の生産性をどう高めたか
NG例
製造部課長として、部下20名をマネジメント。
OK例
製造部課長として20名の組織を統括。
生産計画と工程を見直し、残業時間を25%削減、製造原価を8%改善。
「何人を管理したか」ではなく、
**「何が良くなったか」**を書くことが重要です。
②「調整した人」ではなく「決めた人」として書く
40代管理職の職務経歴書で多いのが、
「関係部署と連携」「調整を行った」という表現です。
しかし、採用側が知りたいのはここです。
この人は、何を判断し、何を変えたのか?
評価されにくい例
営業部・品質部と連携し、問題解決を図った。
評価される例
営業部・品質部と協議の上、出荷基準の変更を決定。
クレーム件数を半年で40%削減。
「関わった」ではなく、
「決めた」「変えた」を明確にしましょう。
③ 経験は「どの会社でも使える言葉」に置き換える
40代の転職で企業が警戒するのは、
前職のやり方に固執する人です。
そのため、経験はそのまま書かず、
汎用スキルに翻訳する必要があります。
書き換え例
- × 自社独自の業務フローを熟知
- ○ 複数部門を巻き込んだ業務プロセス改善経験
- × 長年の取引先との信頼関係
- ○ 既存顧客との契約条件見直し・単価交渉の実績
「この会社だけの話」になっていないか、必ず確認しましょう。
【事例】書類選考を通過した40代メーカー管理職
プロフィール
- 45歳
- 精密機器メーカー
- 製造部 部長
評価されたポイント①|職務要約
製造部門の管理職として15年以上の経験を持つ。
生産性改善・原価低減・組織改革を通じ、
直近5年間で製造原価を12%削減、離職率を半減。
冒頭で、
**「何ができる人か」**が一目で分かります。
評価されたポイント②|実績の書き方
生産ラインの属人化を解消するため工程分析を実施。
標準作業を再定義し、
新人の立ち上げ期間を6か月から3か月に短縮。
「課題 → 行動 → 結果」がシンプルで、
管理職としての価値が伝わります。
提出前に必ず確認したい3つのポイント
- 管理人数や会議運営の説明ばかりになっていないか
- 数字(%・期間・金額)が入っているか
- 他社でも通用する表現になっているか
この3点を押さえるだけで、
書類選考の通過率は大きく変わります。
まとめ|40代管理職の職務経歴書は「経営目線」で
40代メーカー管理職に求められるのは、
**「現場を回した人」ではなく「事業を前に進めた人」**です。
- 管理した → 変えた
- 調整した → 決めた
- 経験した → 再現できる
この視点で書き直すだけで、
年齢を理由に落とされる確率は確実に下がります。