営業職転職エージェントが教える 書類通過のコツ

2026.1.24
コラム

――選考現場で本当に見られているポイントと成功事例――

営業職の転職で、多くの人が最初につまずくのが「書類選考」です。

  • 営業成績には自信がある
  • それでも面接に進めない
  • 応募しても反応がない

こうした声を、営業職専門の転職エージェントとして何度も聞いてきました。

実は、書類選考で見られているポイントは、求職者が想像しているものと大きく違います。
本記事では、選考現場のリアル実際に通過率が上がった事例を交えながら、営業職が書類で評価されるためのコツを解説します。


なぜ営業職は書類で落ちやすいのか

営業職は、求人数が多い反面、応募者も非常に多い職種です。

人気企業や条件の良い求人では、
1つのポジションに数十〜100件以上の応募が集まることもあります。

そのため、採用担当者が1人の書類を見る時間は、
30秒〜1分程度と言われています。

この前提を知らないまま書類を作ると、通過は難しくなります。

書類選考の現実

  • 最初から最後まで読まれない
  • 分かりにくいと感じた時点で次へ進まれる
  • 数字があっても「再現性」が見えなければ評価されない

つまり、営業職の書類選考は、
実績そのものより「伝え方」が結果を左右します。


コツ① 営業成績は「数字+背景」で伝える

営業職の職務経歴書には、次のような実績が並びがちです。

  • 年間売上1.2億円
  • 目標達成率120%
  • 新規開拓 月10件

これだけでは、他の応募者に埋もれてしまいます。

企業が知りたいのは「なぜ出せたのか」

採用側が見ているのは、数字よりもプロセスです。

  • どんな市場・商材か
  • 自分の役割は何か
  • 他社でも再現できる工夫があるか

事例

修正前
法人向け新規営業を担当。年間売上1.2億円を達成。

修正後
競合が多い中小企業向けITサービスの新規営業を担当。
課題ヒアリングシートを自作し、提案内容を標準化。
受注率を18%から28%に改善し、年間売上1.2億円を達成。

背景を書くことで、
「この人ならうちでも活躍できそうだ」と判断されやすくなります。


コツ② 職務経歴書は「全部書かない」

経験が長いほど、すべてを書きたくなります。
しかし、営業職の書類選考では情報量が多すぎると逆効果です。

よくある失敗

  • 10年以上の経歴を細かく記載
  • 応募先と関係の薄い業務まで説明
  • 何が強みか分からない

考え方を変える

職務経歴書は、
「経歴の記録」ではなく「営業資料」です。

改善事例

40代・営業経験20年
→ 書類通過率:2割未満

改善内容

  • 応募先に関係する直近7年に絞る
  • 管理業務は成果につながる内容のみ
  • 強みとなる実績を3点に集約

結果、通過率は約6割まで改善しました。


コツ③ 営業スタイルを言語化する

「営業を担当」だけでは、評価されません。

営業職には、さまざまなスタイルがあります。

  • 新規開拓型/既存深耕型
  • 課題解決型/価格訴求型
  • 短期決着/長期提案

企業は、
自社の営業スタイルと合うかを重視しています。

書くべきポイント

  • 新規と既存の割合
  • 商談から受注までの期間
  • 決裁者との関わり方

記載例

新規営業を担当

新規8割・既存2割。
初回接点から受注まで平均3か月。
決裁者への直接提案を重視した営業スタイル。

これだけで、書類の伝わり方が変わります。


コツ④ 転職理由は「未来」で語る

転職理由は、必ず見られる項目です。
ここでつまずく人は少なくありません。

避けたい書き方

  • 不満や批判が中心
  • 抽象的で本音が見えない
  • 同じ理由で再度転職しそう

通過しやすい構成

  1. 現状の課題
  2. 自分の志向
  3. 次に実現したいこと

改善例

評価制度に不満があり転職

成果だけでなく、提案プロセスも評価される環境で
営業力を高めたいと考え、転職を決意。

ポイントは、
過去ではなく未来に視点を置くことです。


コツ⑤ エージェント視点を使い切る

転職エージェントは、
企業側の評価基準を熟知しています。

実際、

  • 書類の中身はほぼ同じ
  • 応募企業も同じ

それでも、
一言の補足で面接に進むケースは珍しくありません。

上手な活用法

  • 書類で落ちる理由を率直に聞く
  • 企業ごとに微調整してもらう
  • 通過実績のある表現を使う

自己流で悩むより、
第三者の視点を使う方が早く、確実です。


まとめ:書類選考は最初の営業活動

営業職の書類選考は、
単なる通過点ではありません。

最初の商談です。

  • 数字は背景とセットで
  • 経歴は応募先に合わせて絞る
  • 営業スタイルを明確にする
  • 転職理由は未来志向で
  • プロの視点を活用する

これだけで、書類通過率は確実に変わります。

「書類で落ちる営業職」から
「書類で選ばれる営業職」へ。

次の応募から、ぜひ実践してください。


Contact

お問い合わせやお仕事紹介はこちら