メーカー営業の実績を「数字」で見せる職務経歴書術
成果が正しく伝わる書き方と具体事例
メーカー営業として十分な経験があるのに、
- 職務経歴書で強みが伝わらない
- 書類選考で落ちる理由が分からない
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
原因の多くはシンプルです。
実績が数字で書かれていないのです。
メーカー営業は成果が見えにくいと思われがちですが、
実は「数字にできる材料」が非常に多い職種です。
この記事では、
メーカー営業の経験を数字で分かりやすく伝える職務経歴書の書き方を、事例付きで解説します。
なぜメーカー営業は「数字」が重要なのか
採用担当者が職務経歴書を見る時間は、1人あたり数分程度。
その中で、真っ先に目に入るのが数字です。
たとえば次の2文。
- 既存顧客への深耕営業を担当
- 既存顧客50社を担当し、3年間で売上を120%に拡大
後者のほうが、
- 仕事の規模
- 成果の大きさ
- 営業力
が一瞬で伝わります。
メーカー営業では、
「何をしたか」ではなく
**「どの規模で、どれだけ改善したか」**を数字で示すことが重要です。
メーカー営業が数字にできる主な項目
「売上以外に何を書けばいいの?」
そう感じる方も多いですが、実は選択肢は豊富です。
売上・利益
- 年間売上高
- 前年比成長率
- 利益率改善
顧客・案件
- 担当顧客数
- 新規開拓社数
- 案件単価
改善・貢献
- 納期短縮率
- 不良率削減
- クレーム削減件数
組織・役割
- 後輩指導人数
- プロジェクト人数
メーカー営業ならではの
「改善」「安定供給」「調整力」も、立派な数字になります。
【事例①】数字がないNG例
NG例
大手メーカー向けに自社製品の提案営業を担当。
既存顧客との関係構築を重視し、売上拡大に貢献。
この文章では、
- 規模が分からない
- 成果が見えない
ため、評価しづらいのが実情です。
【事例①】数字を入れた改善例
OK例
大手メーカー向けに電子部品の提案営業を担当。
既存顧客30社(年間売上約3億円)を担当し、
技術提案を通じて主要3社の取引を拡大。
2年間で担当売上を約125%に成長させた。
数字が入るだけで、
- 担当規模
- 成果
- 再現性
が明確になります。
【事例②】新規開拓が少ない場合の書き方
メーカー営業では、新規開拓が少ないケースも一般的です。
その場合は、既存顧客の深耕成果を数字で示します。
例
新規開拓が年1~2社に限られる業界特性の中で、
既存顧客20社の取引拡大に注力。
5社で新製品採用を実現し、平均取引単価を約1.4倍に拡大。
新規件数が少なくても問題ありません。
単価・採用率・継続性が評価されます。
【事例③】調整型・技術営業の数字化
「売上を直接作っていない」場合でも大丈夫です。
注目すべき数字は、
- 納期
- 不良率
- コスト
- クレーム件数
例
技術・生産部門と連携し、仕様調整を担当。
量産立ち上げ時の不良率を30%削減し、
クレーム件数の減少と品質安定に貢献。
メーカー営業らしい強みが、しっかり伝わります。
数字を書くときの注意点【3つ】
① 盛らない
不正確な数字は、面接で必ず確認されます。
「約」「前年差」などを使いましょう。
② 比較を入れる
- 前年比
- 担当前後
比較があると成果が分かりやすくなります。
③ 数字+行動
「なぜ達成できたのか」を一言添えると説得力が上がります。
採用担当者は数字で何を見ているか
数字から見られているのは、次のポイントです。
- 再現性があるか
- 自社規模に合うか
- どこが強みか
- 即戦力になりそうか
数字は、経験を客観的に伝える共通言語です。
まとめ|メーカー営業は数字で評価される
メーカー営業は、
「数字で語れない仕事」ではありません。
むしろ、
- 売上
- 顧客
- 改善
- 調整
すべて数字にできます。
職務経歴書は、頑張りを書く書類ではなく、
成果を分かりやすく見せる資料です。
ぜひ一度、
「何社」「いくら」「どれくらい」
という視点で経験を整理してみてください。
それだけで、書類の通過率は大きく変わります。