医療機器営業転職で評価される職務経歴書の構成
― 採用担当が「会ってみたい」と感じるポイントとは ―
医療機器営業への転職を目指す人から、
「営業経験があるのに書類が通らない」
「異業種だとやはり不利なのでは」
といった声をよく聞きます。
結論から言えば、医療業界の経験がなくても書類通過は可能です。
重要なのは、職務経歴書の中身と構成です。
採用担当は「業界経験」よりも、
医療現場で通用する営業ができるかを見ています。
なぜ医療機器営業は職務経歴書が重要なのか
医療機器営業には、次のような特徴があります。
- 顧客は医師・看護師などの専門職
- 商材は高額で安全性が重視される
- 導入までに時間がかかる
- 信頼関係と調整力が不可欠
そのため採用担当は、
「数字を作るまでのプロセス」
「関係構築の仕方」
を職務経歴書から読み取ろうとします。
実績の羅列だけでは評価されにくい理由はここにあります。
評価される職務経歴書の基本構成
まずは、以下の構成を意識してください。
- 職務要約(200~300字)
- 活かせる経験・強み
- 職務経歴
- 医療機器営業との親和性補足
順番を守るだけでも、読みやすさは大きく改善します。
職務要約:最初に「医療機器営業との共通点」を伝える
職務要約は、最初に読まれる重要な部分です。
ここで興味を持ってもらえなければ、その先は読まれません。
NG例
法人営業として新規開拓や既存顧客対応を担当。
内容が漠然としており、印象に残りません。
OK例
専門性の高い商材を扱う法人営業として5年間従事。顧客課題のヒアリングから提案、導入後フォローまで一貫して担当し、長期検討案件や意思決定者との関係構築を経験してきた。
ポイント
- 専門性
- 提案型営業
- 長期的な関係構築
この3点が伝われば十分です。
活かせる経験・強み:転用できる要素を整理する
異業種出身者ほど、この項目は効果を発揮します。
書きやすい例
- 専門知識を学びながら提案した経験
- 医師・技術者など専門職との商談
- 導入後のフォローやトラブル対応
- 安全性や品質を重視する商材の営業
「医療機器で使えるか?」という視点で整理するのがコツです。
職務経歴:医療現場をイメージさせる
会社概要・商材は簡潔に
- 企業規模
- 商材の特徴
- 営業スタイル
背景説明は短くまとめましょう。
担当顧客は具体的に書く
医療機器営業では、
誰と関わってきたかが評価されます。
記載例
- 病院(規模・診療科)
- 医師・看護師・技師
- 事務部門や購買担当
院内調整の経験があれば、必ず記載しましょう。
業務内容は「流れ」が分かる形で
業務内容は、次のように書くと伝わりやすくなります。
- 現場ヒアリングによる課題把握
- 製品選定・導入提案
- デモや立ち会い
- 導入後フォロー
医療機器営業の仕事を想像できるかがポイントです。
実績は数字+過程で伝える
医療機器営業では、結果だけでは足りません。
例
導入までに約6か月を要する案件を担当。複数部門と調整を重ね、年間〇〇台の導入を実現。
- 調整力
- 粘り強さ
- 信頼構築
これらが自然に伝わります。
医療機器営業への親和性を一言添える
最後に、姿勢や考え方を補足すると全体が締まります。
- 医療安全を意識した提案
- 継続的な知識習得
- 医療現場への貢献意識
長く書く必要はありません。
まとめ:読みやすさ=評価されやすさ
医療機器営業の職務経歴書で評価される人は、
「何をしてきたか」をシンプルに伝えています。
- 最初に共通点を示す
- 強みを整理する
- 数字とプロセスをセットで書く
- 医療現場を想像させる
これだけで、書類の印象は大きく変わります。
医療機器営業は、経験者だけの世界ではありません。
伝え方次第で、チャンスは十分にあります。