契約社員・派遣営業から正社員へ 採用される書類作成法【事例付き】

2026.1.07
コラム

「営業経験はあるのに、正社員の書類選考が通らない」
「契約社員・派遣という経歴が不利なのでは?」

こうした悩みを持つ営業職は少なくありません。
しかし結論から言えば、契約社員・派遣営業から正社員への転職は十分可能です。

採用担当者が見ているのは、雇用形態ではありません。
どんな役割を担い、どんな成果を出してきたかです。

この記事では、

  • 契約社員・派遣営業が不利に見えやすい理由
  • 正社員転職で評価される書類の考え方
  • 履歴書・職務経歴書の書き方
  • 書類通過した具体事例

を分かりやすく解説します。


なぜ契約社員・派遣営業は書類で損をしやすいのか

企業側が抱きがちな不安は、次の3つです。

  • 責任ある仕事を任されていないのでは
  • 数字目標を持っていないのでは
  • 長く働く意思が弱いのでは

これらは事実ではなく、書類から読み取れないことによる誤解です。

つまり問題は、
「契約」「派遣」という言葉ではなく、
仕事の中身が伝わっていないことにあります。


正社員転職を成功させる書類の考え方

ポイント① 雇用形態より「役割」と「成果」

書類で伝えるべきは、次の3点です。

  • 何を担当していたか
  • どう工夫したか
  • どんな成果を出したか

「派遣として配属」ではなく、
「〇〇の営業を担当し、△△の役割を担った」
という書き方に変えましょう。


ポイント② 正社員と同じ目線で働いていた事実を書く

契約・派遣でも、

  • 数値目標を持っていた
  • 顧客対応を一任されていた
  • 改善提案や周囲の支援をしていた

こうした経験は、正社員と同じ評価対象です。
立場ではなく、実態を書くことが重要です。


【事例①】派遣営業 → IT企業の正社員

書類改善前(落ちた例)

派遣社員として法人向け営業を担当。
既存顧客への訪問、資料作成、見積作成を行う。

内容は事実ですが、印象に残りません。


書類改善後(通過した例)

法人向けITサービスの提案営業を担当。
既存顧客約40社を受け持ち、課題ヒアリングから提案、契約更新までを一貫して対応。
利用率低下が課題だった顧客に対し改善提案を行い、更新率を70%から92%に向上させた。

改善ポイント

  • 担当範囲を具体化
  • 課題 → 行動 → 結果を明確に
  • 数字で成果を可視化

雇用形態は、強調しなくて問題ありません。


履歴書の書き方|契約・派遣経験の扱い方

職歴欄は「正確・簡潔」でOK

  • 会社名と雇用形態は正しく記載
  • 詳細は職務経歴書に任せる

記載例

〇〇株式会社(派遣先:△△株式会社)
営業職として法人顧客を担当

これで十分です。


志望動機は「前向きな理由」に変換する

避けたい例

正社員になりたいと思い応募しました。

評価される例

契約形態で営業経験を積み、数値責任を持って顧客と向き合ってきました。
今後は、より中長期的に顧客価値向上に関われる環境で成長したいと考えています。

不満ではなく、成長意欲を書くのがコツです。


職務経歴書の構成|迷ったらこの型

職務要約(200〜300字)

  • 営業経験年数
  • 商材・顧客層
  • 強み

を端的にまとめます。


職務詳細は「実績7割・業務3割」

業務説明だけで終わらせず、

  • 何を工夫したか
  • どんな成果につながったか

を必ずセットで書きましょう。


【事例②】契約社員営業 → メーカー正社員

このケースで意識した点は以下です。

  • 契約更新率をKPIとして明記
  • 正社員と同じ会議・改善活動への参加を記載
  • 上司からの評価エピソードを補足

結果、
「雇用形態に関係なく即戦力」
と評価され、正社員採用につながりました。


採用担当者が見ている3つの視点

採用担当者が確認しているのは、

  • 顧客を任せられるか
  • 数字に向き合ってきたか
  • 長く活躍するイメージが持てるか

この3点です。
契約・派遣という経歴自体が不利になることはありません。


まとめ|契約・派遣営業は「書き方」で逆転できる

  • 雇用形態に引け目を感じない
  • 役割・工夫・成果を具体的に書く
  • 正社員と同じ目線で働いていた事実を示す

書類は、過去の立場を説明するものではありません。
正社員として活躍できる理由を伝えるためのものです。

正しく伝えれば、
契約社員・派遣営業の経験は、強力な武器になります。


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