営業職の職務経歴書フォーマットの選び方|読みやすく伝わる構成とは

2025.12.03
コラム

営業職の転職では、職務経歴書が合否に大きく影響します。
実績・営業スタイル・再現性を短時間で理解してもらう必要があるため、

フォーマット(書き方の形式)選びは非常に重要です。

しかし、どれを選ぶべきか迷う人は多くいます。

  • 時系列で書けばいい?
  • 実績ごとにまとめたほうが良い?
  • 自分のキャリアに合う形式はどれ?

本記事では、営業職でよく使われる3つのフォーマットを解説し、それぞれに向いている人の特徴・記載例・事例を整理して紹介します。


1. 営業職でよく使われる3つの形式

編年体(時系列)

入社した順番に経歴を書く最もオーソドックスな形式です。

特徴

  • キャリアの流れが理解しやすい
  • 長く同じ業界で成果を積み上げてきた人に向く

向いている人

  • 営業経験が長い
  • 同じ領域で実績を伸ばしてきた
  • 昇進や成果の積み上げでストーリーが見える

記載例

〇〇株式会社(2020年4月~現在)

法人営業担当/関西エリア担当

年間売上1.8億円(前年比115%)

新規取引 20社

キャリアの「成長」を伝えやすい形式です。


逆編年体(新しい職歴から書く)

編年体を逆にし、最初に最新実績を見せる形式です。

特徴

  • 最初に現在の力が伝わる
  • 「即戦力」を求める企業に刺さりやすい

向いている人

  • 現職で成果を上げている
  • 短い時間で強みを見せたい
  • 数字で勝負できる実績がある

記載例

【2022年4月~現在】

株式会社〇〇/法人営業

年間売上1.2億円(前年比123%)

新規開拓比率45%

採用担当が最初の数秒で「強み」を把握できます。


キャリア式(実績・スキル別)

経歴を時系列ではなく、項目ごとに整理する形式です。

特徴

  • 経歴が複数ある人でも整理しやすい
  • 営業未経験者でも使いやすい
  • 自分の強みが視覚的に伝わる

向いている人

  • 異業界を経験
  • 転職回数が多い
  • 職歴に空白がある
  • 実績とスキルを整理して見せたい

記載例

【営業実績】

◆新規開拓:年間獲得48件(アポ取得率28.5%)

◆顧客担当:150社/継続率93%

◆営業手法:訪問、架電、Web商談、展示会、紹介

「数字・役割・得意分野」が見やすく整理できます。


2. 営業職でフォーマット選びが重要な理由

営業職の書類は、採用担当が

  • 実績
  • 営業プロセス
  • 再現性

を短時間で読み取れる必要があります。

採用担当が職務経歴書1枚にかける時間は多くの企業で

約30秒~1分

と言われます。

つまり、

形式が読みやすいほど「評価されやすい」

ということです。

逆に、見出しが無い、時系列が乱れているなど、

  • 内容を読む前に疲れる
  • 情報が整理されていない
  • 「伝える力が弱い」印象になる

というデメリットがあります。

営業は情報整理と伝達の職種でもあるため、

書類の読みやすさは評価そのもの

と言っても良いでしょう。


3. 経歴別|選ぶべきフォーマット

営業経験10年以上

近年の実績を見せたい → 逆編年体
キャリアの積み上げを見せたい → 編年体

どちらを選んでも効果的です。

良い例

【2021年~現在】

大阪支店/法人営業

年間売上2.4億円(前年比118%)

新規顧客26件

実績の伸びがそのまま評価に繋がります。


営業3~10年(成果に波がある)

キャリア式 or 逆編年体
得意な領域・型・実績が整理できる形式が向いています。

◆営業領域

・新規開拓

・企画提案

・継続フォロー

成果の凹凸があっても「できること」が分かれば採用側は判断できます。


営業未経験

キャリア式がベスト

数字がない場合は、

  • 再現性
  • 営業に活かせる能力
  • 業務姿勢

を言語化して補います。

◆活かせる強み

・課題整理力

・顧客との信頼構築

「未経験でも成果が出そう」というイメージを作ることができます。


経歴が複雑/転職回数が多い

キャリア式が最も有効

時系列で並べると印象が悪くなるケースでも、

経験の幅・強みベースでまとめる

ことで魅力が整理されます。


4. 採用担当が読みやすい職務経歴書の共通点

数字がある

× 売上に貢献

○ 年間売上1.5億円(前年比112%)

数字は客観性と説得力を生みます。

営業プロセスを書いている

初回商談 → 課題ヒアリング → 提案 → 成約 → フォロー

営業スタイルが具体的に伝わります。

再現性が見える

異動後も成約率を維持(28% → 31%)

「うちの会社でも活躍できる」が伝わると面接につながります。


5. フォーマット変更で書類通過が上がった例

例A:営業経験8年・成果が伸びている

Before

編年体
→ 現職の成果が後ろに回り目立たない。

After

逆編年体
→ 最初の段落で成果が伝わりやすくなり、読み手の印象が改善。

結果:3社応募 → 3社書類通過


例B:転職4回・経歴複雑

Before

編年体
→ 転職が目立ちマイナス印象。

After

キャリア式
→ 実績ベースで整理し、強みが見えやすい構成へ。

結果:複数社で面接へ進出。


6. 職務経歴書のチェックポイント

以下に当てはまればほぼ通用します。

  • 1枚目で「強み」が分かる
  • A4で1~2枚
  • 見出しと数字がある
  • 内容が流れで理解できる
  • 第三者が読んでも迷わない

営業は

相手に伝える仕事

です。
職務経歴書は、最初のプレゼンでもあります。


7. 結論|どれが正解か?

最後にまとめます。

状況最適フォーマット
営業経験が長い編年体 or 逆編年体
最新実績を強く見せたい逆編年体
経歴が複雑/転職が多いキャリア式
営業未経験キャリア式

職務経歴書は「自分の価値を相手に伝える営業資料」です。
フォーマットを変えるだけで、同じ内容でも伝わり方は大きく変わります。

最も自分の強みが伝わる形式で、採用担当に

「会ってみたい」

と思わせる書類を仕上げていきましょう。


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