書類選考通過率を上げる営業職の転職ノウハウ

2025.11.29
コラム

誰でも実践できる「伝わる書類」の作り方 ―

営業職の転職では、まず「書類選考」を突破できなければ面接に進めません。
実績があっても通らない人は多く、理由の多くが “書き方の問題” です。

この記事では、書類選考を通過できないよくある原因と、通過率を上げるための具体的なコツを、事例とともに分かりやすく解説します。


書類落ちの原因は「実力」ではなく「伝わっていない」だけ

採用担当者が職務経歴書を読む時間は 20〜40秒程度
短い時間で内容が理解できなければ、どれだけ経験があっても見送りになりやすいです。

よくある書類落ちの理由

  • 成果に数字がない
  • 経験の羅列で特徴が分からない
  • 求める人物像とズレている
  • 専門用語が多く読みづらい
  • 転職理由・空白期間の説明不足

ここを改善するだけで、通過率は大きく変わります。


書類選考に通るための5つのポイント

成果は「数字」「比較」「期間」で書く

営業職で最も重要なのは 数字で示す成果 です。

【悪い例】

  • 営業成績は良かった
  • 売上に貢献

【良い例】

  • 新規開拓件数を前年比140%に増加し、部署1位を獲得
  • 更新率を88%→95%へ改善し、年間売上を1,200万円伸ばした

ポイント

  • 正確な数字がなくても「概算・割合」でOK
  • 前年比・前任者比など比較を入れる
  • 期間を示すと説得力が増す

応募企業のニーズに合わせて内容を調整する

職務経歴書は「全部載せる書類」ではなく、
応募先が求めている経験を“選んで届ける書類”です。

法人営業で求められやすい要素
課題把握・提案力・プロジェクト管理

個人営業で評価されやすい要素
関係構築力・行動量・クロージング力

インサイドセールスで重視される要素
データ活用・仮説思考・CRM運用スキル

求人票に書かれた言葉に“寄せて書く”だけで印象が大きく変わります。


経験は「課題→行動→結果」の順で書く

採用担当者は成果だけでなく、再現性のある行動プロセスを知りたがっています。
そこで役立つのが CAR法(課題→行動→結果)

【例】

  • 課題:問い合わせ対応が遅れ、解約リスクが増加
  • 行動:毎月のフォロー面談を実施し、ニーズを細かくヒアリング
  • 結果:クレームを70%削減、更新率95%に改善

短くても構いません。
流れを示すだけで評価されやすくなります。


専門用語をやさしく翻訳する

専門用語が並ぶと、採用担当者が読み進められなくなります。

【悪い例】

  • オンプレSI案件の要件定義を担当

【改善例】

  • 法人向けシステム導入の課題整理〜提案までを担当

誰でも理解できる表現に変えるだけで、伝わる書類になります。


転職回数・空白期間は「事実+学び」でまとめる

転職回数が多くても、理由が一貫していれば問題ありません。

【例:3回転職】

  • 企画提案型の営業に挑戦したく転職。環境は変わったが、常に顧客課題に向き合い成果を継続。

【例:半年の離職期間】

  • 家庭の事情で一時的に離職し、現在は環境が整ったため営業職に復帰。期間中もスキル学習を継続。

「誠実・簡潔」に書くのがポイントです。


書類改善で通過率が大きく上がった3つの事例

事例①:39歳・法人営業

Before

  • 情報が多く要点が不明
  • 数字なし
  • 企業ごとの調整なし

After

  • 実績を数値化(新規率30〜40%、更新率95%など)
  • 応募企業ごとに微調整
  • 課題解決の流れも記載

結果:通過率が10社中1社 → 6社へ改善


事例②:44歳・ルート営業

Before

  • 挑戦意欲が伝わらない
  • 新規営業に弱い印象

After

  • 追加提案率・維持率を数値化
  • 提案型営業への挑戦意欲を明確に
  • 業務改善の取り組みも追加

結果:5社連続で書類通過


事例③:31歳・インサイドセールス未経験

Before

  • 電話営業経験を簡単にしか記載していない
  • データ・管理スキルのアピール不足

After

  • コール数・アポ率を数値で見える化
  • CRM運用・スクリプト改善を明記
  • SaaS企業のニーズに合わせて書き換え

結果:未経験枠で2社が書類通過


使いやすい職務経歴書テンプレート

  1. 職務要約(300〜400字)
     経歴の全体像・強みを簡潔に。
  2. 職務経歴(会社ごとに)
     業務内容、役割、成果(数字)、工夫した点。
  3. 実績(箇条書き)
     新規率、成約率、売上、担当社数など。
  4. スキル
     営業スキル・ITツールなど。
  5. 自己PR
     応募企業に合わせて書く。

書類選考は「伝え方」で結果が変わる

営業職の書類は、経験そのものより “どう伝えるか” が重要です。

  • 数字で示す
  • プロセスを書く
  • 誰にでもわかる言葉で説明する
  • 応募企業に合わせて調整
  • 転職理由は簡潔に誠実に

この5つを意識するだけで、書類通過率は大きく改善します。


まとめ

営業職の応募書類は、ただ経験を並べるだけでは通過しません。
求められている情報に合わせて、読み手が理解しやすい形に“翻訳”することが大切です。

もし
「書類がほとんど通らない」
「自分の強みをどう書けばいいかわからない」
という場合は、書き方を少し変えるだけで結果が変わります。


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