営業職面接の逆質問で差をつける質問例10選|事例付き解説

2025.9.17
コラム

営業職の面接では「成果」や「数字」が重視されます。ですが、最終的に印象を左右するのは コミュニケーション力と主体性 です。

特に差がつくのが「逆質問」。
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたときに、

  • 「特にありません」
  • 「御社の強みを教えてください」

と答えるだけでは、ありきたりで終わってしまいます。
逆質問は 熱意や営業らしい視点を伝えるチャンス。準備次第でライバルと大きな差をつけられます。

ここでは、営業職面接で好印象を与える逆質問を 10個、事例とともに紹介します。


1. 「御社で活躍している営業社員の共通点は何ですか?」

→ 成功する人の特徴を知りたいという姿勢が伝わります。

事例
面接官が「顧客理解が早い人が成果を出している」と答えたとき、候補者は「私もヒアリングを得意としています」とアピール。自己PRにつなげられました。


2. 「新規開拓と既存営業の割合はどのくらいですか?」

→ 仕事内容を具体的に理解しようとする質問です。

事例
不動産業界での面接。
「新規7割・既存3割」と回答を得た候補者は「新規開拓経験を活かせそうです」と即座にアピールできました。


3. 「トップ営業と平均的な営業の成果にはどのくらい差がありますか?」

→ 数字に敏感であることを示せます。

事例
人材紹介会社の面接で、「トップは月30件、平均は10件」と教えられた候補者は「数値目標を明確に意識できます」と返答し、好印象を得ました。


4. 「入社1年目に期待される成果や行動は何ですか?」

→ 成果だけでなく「行動」にも目を向けられる質問です。

事例
IT企業で「まずはアポイント件数を重視」と聞いた候補者は「行動量には自信があります」とアピール。説得力を強めました。


5. 「営業ツールや支援体制はどうなっていますか?」

→ 環境を確認する質問は、成長意欲を感じさせます。

事例
SaaS企業で「CRMを導入している」と聞いた候補者は「前職でSalesforceを使っていました」と経験を結びつけました。


6. 「営業戦略や方針はどのように決まりますか?」

→ 組織の意思決定に関心を持つ姿勢は主体性のアピールになります。

事例
メーカーで「現場の声も反映される」と聞いた候補者は「市場の声を届ける役割も担いたい」と伝え、好印象を残しました。


7. 「御社の営業で最も難しい点は何ですか?」

→ 強みではなく課題を聞くことで、真剣さを伝えられます。

事例
商社の面接で「海外調達が不安定」と回答され、候補者は「リスク対応を経験しました」と差別化につなげました。


8. 「営業評価は数字以外にどんな基準がありますか?」

→ 評価制度への関心は、意識の高さを示します。

事例
保険業界で「顧客満足度も評価対象」と知った候補者は「顧客維持率を上げた経験」を強調できました。


9. 「今後の成長領域や注力分野はどこですか?」

→ 未来志向の質問は、長期的に働きたい意思表示になります。

事例
ITベンダーで「中小企業向けクラウド事業を強化予定」と聞いた候補者は「中小企業向け提案の経験があります」と即座に結びつけました。


10. 「成果を出す営業が必ず行っている行動は何ですか?」

→ 成功の再現性を意識した前向きな質問です。

事例
Web広告会社で「勉強会を活用して知識を増やす」と答えを得た候補者は「私も積極的に学びたい」と成長意欲を示しました。


まとめ|逆質問は自己PRの延長線上

営業職の面接で逆質問を「雑談」で終わらせるのはもったいないことです。

今回紹介した10の質問は、いずれも 営業らしい思考主体性 を伝えられるもの。

  • 成功者の特徴を聞き、自分と結びつける
  • 数字や割合を具体的に確認する
  • 課題や評価制度を知ろうとする
  • 成長戦略や成功パターンを探る

これらを通じて逆質問を「会話」に発展させれば、意欲をPRできるでしょう。

👉 次の面接では、この10選をベースに、自分の経験に合わせて質問を準備してみてください。


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